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Windows 11更新でBitLocker暗号化キーを求められる不具合。不明だとデータ消失に

 Microsoftは19日(米国時間)、同社が9日に提供開始したWindows 11向けセキュリティパッチ「KB5012170」のセキュリティ更新プログラムをインストールしようとすると、BitLocker回復キーの入力を求められる場合があるとして情報を公開した。

 不具合の内容は、KB5012170をインストール中の1回目または2回目の再起動でBitLocker回復キーの入力を求められるというもの。回復キーの入力ができない場合、データ消失の恐れがある。

 対処法としては、入力できるのであれば回復キーを入力することが挙げられている。また、回避策として、KB5012170をまだインストールしていないか、インストール中でもデバイスの再起動をしていない/1回しか再起動していない場合は、BitLockerを一時的に無効にしてからインストールを実行することが挙げられている。

 同社は修正のアップデートを提供する予定。影響を受けるのは、Windows 11のバージョン21H2。