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中国ロックダウンの影響でWindowsのOEM事業に3億ドルの打撃
2022年7月27日 15:29
米Microsoftは26日(現地時間)、2022年第4四半期(2022年4月~6月期)の決算を発表した。これによれば、売上高は前年同期比(以下同)12%増の519億ドル、営業利益は8%増の205億ドル、純利益は2%増の167億ドル、1株あたりの利益は3%増の2.23ドルとなった。
今四半期では、為替レートの急激な変動により、売上に5億9,500万ドルの悪影響を及ぼしたほか、5月まで続いた中国の新型コロナウイルス流行によるロックダウンに伴うPC生産停止により、WindowsのOEM事業に3億ドル以上の損失を与えたという。また、ウクライナでの戦争に伴う、ロシアにおける事業縮小に伴い、1億2,600万ドルの営業費用を計上した。
部門別では、Office 365やLinkedIn、Dynamics 365といったビジネス向け製品/ソリューションは好調で、売上高は13%増加し166億ドル、インテリジェントクラウド分野は20%増の209億ドル、WindowsやXboxといった個人向け事業は2%増の144億ドルとなっている。
通年決算では、売上高が前年比(以下同)18%増の1,983億ドル、営業利益が19%増の834億ドル、純利益は19%増の727億ドル、1株あたりの利益は20%増の9.65ドルとなっている。