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ロジクール、価格を抑えたテンキーレスメカニカルキーボードに無線接続モデルを追加

K855(上はオフホワイト、下はグラファイト)

 株式会社ロジクールは、2.4GHz無線およびBluetooth接続に対応しつつ、価格を抑えたとするテンキーレスメカニカルキーボード「SIGNATURE K855ワイヤレス メカニカルTKL キーボード(K855)」を8月4日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は1万1,550円。

 K855は、同社が2020年11月に発売したテンキーレス有線メカニカルキーボード「K835」のワイヤレス版となる製品。耐久性が高くスタイリッシュなアルミニウム製トップケースなどは引き続き採用しつつ、独自のLogi Bolt(2.4GHz無線)およびBluetooth Low Energyによる無線接続に対応した。最大3台までの機器と切り替えながら接続できるEasy Switchもサポートする。有線接続には非対応。

 キースイッチはTTC製の赤軸(リニア)を採用。K835では同じくTTC製の赤軸と青軸の2種類を用意していたが、K855では赤軸のみでの展開となる。最大5,000万回の押下耐久性を謳っており、キーストロークは4±0.4mm、押下圧は45±15g。キーバックライトは非搭載となる。

Logi BoltとBluetoothでの接続に対応。有線接続は非対応
最大3台までの機器とペアリングできるEasy Switch
TTC製の赤軸(リニア)スイッチは最大5,000万回の押下耐久性を謳う

 ファンクションキーには、絵文字キーや音声入力を呼び出すキーを用意。専用ユーティリティのLogi Options+を通じた各種カスタマイズも行なえる。キートップには文字が消えにくい加工を施した。

 本体は単4形乾電池2本で駆動し、最大36カ月の連続動作が可能。裏面奥側には電池ボックスを装備しており、キーボード面は通常時で4度の傾斜、さらにチルドレッグを立てることで8度の傾斜をつけられる。加えて筐体は立てて収納できる設計にもなっている。

 本体色はグラファイトとオフホワイトの2種類を用意。キー配列は日本語のみを用意する。本体サイズは355.2×138.8×38.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は692.4g。

【お詫びと訂正】初出時に連続動作時間を最大36時間としておりましたが、正しくは最大36カ月となります。お詫びして訂正いたします。

K855(グラファイト)
キースイッチは赤軸(リニア)のみを用意
右側面。電源スイッチを装備
左側面
裏面。傾斜度を8度に変えるチルトレッグを装備
単4形乾電池2本で駆動。Logi Boltのレシーバも電池ボックス部分に収納できる
背面
縦置きで収納することもできる

コスパのよい無線メカニカルキーボードで市場拡大へ

 同社ではK855について、作業環境の広さが限られているユーザーのほか、メカニカルキーボードをすでに使っている、興味があって購入を検討しているといったユーザーを想定した製品だと説明。調査によれば、メカニカルキーボードに求められる要素として、快適さ、反応のよさ、無線接続といった項目を重要視するユーザーが多いという。

 加えて、メカニカルキーボードは価格が高いことが障壁となるケースも多いことから、K855は上記の3項目を満たしつつ、価格を抑えた製品として開発したという。同社では、兄弟モデルにあたるK835、上位モデルとなるMX MECHANICALシリーズとともに、国内におけるメカニカルキーボード市場を盛り上げていきたいとした。

 なお、有線接続のK835については今後も販売が継続される。

同社の調査では、快適さや反応の良さ、ワイヤレス接続といった項目が重要視されている
一方で価格の高さが障壁となるケースも多い
市場の求めるコスパに優れたワイヤレスメカニカルキーボードとして開発した