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Meta、VR専用アカウントを導入。Facebookアカウント不要に

 Metaは、2022年8月より、VR利用時に柔軟で管理しやすいという新しいアカウント機能を導入すると発表した。これにより、FacebookアカウントでMetaのVRデバイスにログインする必要はなくなる。同時に、Oculusのプロフィールを、より機能が充実した「Meta Horizonプロフィール」に移行させるとしている。

 従来の「友達」はInstagramの既存の形式と同様に「フォロワー」になる。また、MetaアカウントセンターにFacebookやInstagramアカウントを追加するかどうか選択できるようにし、追加することでVRにおけるコネクテッド体験を拡大。さらに、プライバシーの設定をより簡単に管理できるような新しい機能を導入するとしている。

 同社がMeta QuestへのログインにFacebookアカウントを使用する必要があると発表した際、Questコミュニティからは反発があった。今回、このフィードバックをもとに、柔軟で管理がしやすい新しいMetaアカウントの機能を設計したとしている。

 Oculusは2020年に、新規Oculusデバイス使用時にFacebookが必須となる変更を施したほか、既存OculusアカウントについてはFacebookアカウントの統合を進めていた。OculusとFacebookアカウントを統合しなかった場合は2022年末までのサポートに限定するといったアナウンスをしてきた。今回のMetaアカウントの新設は、事実上Oculusアカウントを継続させつつ、再デザインやリブランドを行なったものと言える。

 Metaアカウントの作成は13歳以上(スペインでは14歳以上)である必要があり、アカウントには名前、メールアドレス、電話番号、支払情報、年齢承認のための生年月日といった情報が含まれる。新設に伴い、Metaの利用規約の補足条項とプライバシーポリシー補足条項も更新した。