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メモや日記、チャットに。オープンソースのハードとソフトから作られた7型ノート

Pocket Reform

 独MNT Researchは20日(現地時間)、オープンソースのハードウェア/ソフトウェアから誕生した7型ミニノート「Pocket Reform」を発表した。

 格子配列の60キー/Kailh Choc Whiteスイッチ採用ハードウェアキーボードと、1,920×1,080ドット表示対応の7型ディスプレイからなるクラムシェル型ノートPC。職場や教室でのちょっとしたメモ、MastodonやTelegram、Twitterといったメッセンジャーアプリ、リモート管理などに便利としている。

 また、小型であることから、リビングのソファや旅行先、職場での使用のみならず、産業、プログラミング、音楽制作分野でも活用できるとしている。

 プロセッサとメモリはモジュール式となっており、標準では「NXP i.MX8M Plus」を搭載するが、オプションで「NXP Layerscape LS1028A」、「Raspberry Pi CM4」、「Pine SOQuartz RK3566」、AMD/ザイリンクスのFPGB「Kintex-7」なども交換して利用できる。

モジュールCPUメモリGPU備考
NXP i.MX8M PlusCortex-A53@1.8GHz×4コア4/8GB DDR4Vivante GC7000UL-
NXP Layerscape LS1028ACortex-A72×2コア8/16GB DDR4Vivante GC7000UL-
Raspberry Pi CM4Cortex-A72×4コア8GB DDR4VideoCoreアダプタ経由
Pine SOQuartz RK3566Cortex-A55×48GB DDR4Mali-G52アダプタ経由
AMD/ザイリンクスKintex-7RISC-V/FPGA---

 ディスプレイは1,920×1,080ドット表示対応の7型で、最大4K解像度をサポートするMicro HDMIも対応する。キーボードはNキーロールオーバーに対応し、RGBバックライトを搭載。日本語配列も用意する。また、4ボタン搭載で直径10mmの光学式トラックボールを備える。

 ストレージは最大128GBのeMMCで、NVMe SSD用のM.2スロット、microSDカードスロットも搭載。モノラルスピーカーを備えるほか、USB Type-CやBluetooth経由での音声出力も可能。無線機能は標準のi.MX8M PlusではIEEE 802.11acとBluetooth 5.0を備える。4G/5Gモデムスロット、Micro SIMカードスロットなども搭載する。

 バッテリは合計8,000mAhのリチウムイオンで、USB Type-Cで充電可能。本体サイズは200×126×45mm(幅×奥行き×高さ)、重量は未定。