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メモや日記、チャットに。オープンソースのハードとソフトから作られた7型ノート
2022年6月29日 13:08
独MNT Researchは20日(現地時間)、オープンソースのハードウェア/ソフトウェアから誕生した7型ミニノート「Pocket Reform」を発表した。
格子配列の60キー/Kailh Choc Whiteスイッチ採用ハードウェアキーボードと、1,920×1,080ドット表示対応の7型ディスプレイからなるクラムシェル型ノートPC。職場や教室でのちょっとしたメモ、MastodonやTelegram、Twitterといったメッセンジャーアプリ、リモート管理などに便利としている。
また、小型であることから、リビングのソファや旅行先、職場での使用のみならず、産業、プログラミング、音楽制作分野でも活用できるとしている。
プロセッサとメモリはモジュール式となっており、標準では「NXP i.MX8M Plus」を搭載するが、オプションで「NXP Layerscape LS1028A」、「Raspberry Pi CM4」、「Pine SOQuartz RK3566」、AMD/ザイリンクスのFPGB「Kintex-7」なども交換して利用できる。
モジュール | CPU | メモリ | GPU | 備考 |
---|---|---|---|---|
NXP i.MX8M Plus | Cortex-A53@1.8GHz×4コア | 4/8GB DDR4 | Vivante GC7000UL | - |
NXP Layerscape LS1028A | Cortex-A72×2コア | 8/16GB DDR4 | Vivante GC7000UL | - |
Raspberry Pi CM4 | Cortex-A72×4コア | 8GB DDR4 | VideoCore | アダプタ経由 |
Pine SOQuartz RK3566 | Cortex-A55×4 | 8GB DDR4 | Mali-G52 | アダプタ経由 |
AMD/ザイリンクスKintex-7 | RISC-V/FPGA | - | - | - |
ディスプレイは1,920×1,080ドット表示対応の7型で、最大4K解像度をサポートするMicro HDMIも対応する。キーボードはNキーロールオーバーに対応し、RGBバックライトを搭載。日本語配列も用意する。また、4ボタン搭載で直径10mmの光学式トラックボールを備える。
ストレージは最大128GBのeMMCで、NVMe SSD用のM.2スロット、microSDカードスロットも搭載。モノラルスピーカーを備えるほか、USB Type-CやBluetooth経由での音声出力も可能。無線機能は標準のi.MX8M PlusではIEEE 802.11acとBluetooth 5.0を備える。4G/5Gモデムスロット、Micro SIMカードスロットなども搭載する。
バッテリは合計8,000mAhのリチウムイオンで、USB Type-Cで充電可能。本体サイズは200×126×45mm(幅×奥行き×高さ)、重量は未定。