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無償版G Suiteが非営利ユーザーに限り7月以降も利用可能に

 Googleはクラウドサービス「G Suite」のサポート文書を更新し、これまで無償版を利用してきたユーザーのうち、非営利の個人ユーザーについては引き続き無償で利用できる旨を明記した。

 G Suiteは、2006年に提供が始まったWebアプリケーション群。無償版については2012年に新規の受付を停止していたが、従来からのユーザーはそれ以降も同じように利用できた。その後、2022年7月1日をもって無償版G Suiteの提供を停止する旨が告知され、8月1日までにGoogle Workspaceへの移行手続きを行わなければ、アカウントを停止すると案内されていた。

 今回のサポート文書更新によって、非営利のユーザーに限り無償版G Suiteを継続して利用できることが明らかになった。ただし、今後も無償版G Suiteを利用するには、8月1日までにアカウントの支払い情報設定でGoogle Workspaceへの自動移行を無効化する必要がある。なお、すでにGoogle Workspaceへの移行手続きを済ませた無償版G Suiteユーザーに関しては、サポートに問い合わせるよう案内されている。

 また、ビジネス利用のユーザーについては、6月27日以降、自動的に後継サービスの「Google Workspace」へ移行する。

 現在、Google Workspaceで新規に加入できる無料プランとしては、15GBのストレージやドキュメント、スプレッドシートなどが利用できる「Essentials Starter Edition」が提供されている。