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Verbatim、“1回だけ”書き込める外付けSSD。データ保持10年以上

 Verbatim Japan株式会社は25日、書き込み回数1回の外付けSSD「長寿命SSD(1回記録用)」を発表した。発売時期は5月。価格は未発表。

 PCに接続しただけではデータの更新/削除を不可とし、専用ソフトを用いた場合にのみ書き込み/追記を受け付ける外付けSSD。専用ソフトの対応OSはWindow 10/11。システムに専用アプリがインストールされていない場合は、読み出しのみ可能となる。

 アプリではこのほかSMART情報や残り容量などからSSDの寿命が近づいた際に警告を表示する「寿命予測」、追加されたファイル名や日時、ハッシュ値などのログファイルをSSDのルートディレクトリに保存する「記録履歴」、ハッシュ値を比較してファイルの整合性を確認する「不一致検出」などの機能が利用できる。

 高品質な産業用NANDフラッシュ(MLC方式)の採用と併せて、繰り返し記録によるメモリセルの劣化が生じないことで、10年以上のデータ保持が期待できるという。用途としては電子契約書や電子取引データ、公官庁、自治体、研究機関、企業のデータ保存などを提案している。

 容量は128GBでフォーマットはexFAT。インターフェイスはUSB 3.2 Gen 1。本体サイズは約46×108×9.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約55g。