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Windows 11、スタートメニューのピン留めアイテムがフォルダ化できるInsider版

スタートメニューでピン留め済みアイテムのフォルダ表示に対応

 Microsoftは16日(現地時間)、Windows 11 Insider Previewビルド22557をDevチャネル向けに配信開始した。なお、今回はARM64デバイス用のビルドは用意されない。

 Windows 11のスタートメニューには「ピン留め済み」という項目があり、よく使うアプリなどを登録できるが、今回新たにフォルダに集約できるようになった。

 また、通知欄から容易に通知をオフにできるようになったほか、設定から通知の優先度を設定し、特定のアプリが制限なく通知を行なうこともできる。「集中モード」もタスクバーの日付から容易に呼び出せるようになり、集中モード実行中はタスクバーのバッジがオフになるほか、アプリケーションの点滅もオフとなる。

通知をオフにする機能

 アクセシビリティの改善としては、音声コンテンツのライブキャプションのサポートが挙げられる。ただし現在は英語のみ。

ライブキャプションの対応

 このほか、エクスプローラーのクイックアクセスが更新され、フォルダのみならずファイルもピン留めできるようになった。さらに、エクスプローラーでOneDriveストレージの利用状況も確認可能。

ファイルのピン留めも可能

 タッチ操作も改善し、スタートメニューはタスクバー中央から指で上にスワイプすると表示可能で、すべてのアプリの表示も右へのスワイプで表示。クイック設定はタスクバー右下からのスワイプインで呼び出し可能。画面右端からのスワイプインで表示する通知センターのアニメーションも改善し、応答性が高くなった。ウィンドウを画面上部にドラッグするとスナップレイアウトが表示される改善も行なった。

 さらに、スリープと画面オフのデフォルト値が更新され、アイドル時のエネルギー消費量を改善。Microsoft Edge利用時のナレーターも改善した。

 タスクマネージャーはUIがWindows 11の設計基礎に合わせて一新され、ナビゲーションバーと設定ページが追加。ダークテーマも適用可能となった。

タスクマネージャーのデザインが刷新された

 このほか、タスクバーへのコンテンツのドラッグアンドドロップによるアプリの切り替えの対応、Teams共有ウィンドウの境界線表示、複数のカラープロファイルの切り替えのクイック設定への追加、キャスト中を示すアイコンのタスクトレイへの追加、充電中を示すアイコンの稲妻マークへの変更、フォルダ内アイテムのプレビュー表示など、多数の修正や改善が行なわれる。