Chrome 98、軽量カラーベクターフォント「COLRv1」をサポート

Bungee Spiceの例

　Googleは6日(現地時間)、WebブラウザのGoogle Chromeバージョン98にてサポート予定の軽量なカラーベクターフォントフォーマット「COLRv1」について紹介した。リッチな文字表現や絵文字などに活用できるとしている。

　COLRv1は、Webフォントでの利用を想定した軽量なカラーフォントフォーマット。ビットマップファイルを用いたカラーフォントはファイルサイズが大きく、品質を保ちながらスケーリングするのが難しいが、COLRv1では、サイズを抑えながらくっきりとした文字表現が可能だとする。

　従来のCOLRv0から、グラデーションや合成、ブレンドなどの機能を追加。さらにフォーマットを改良し、内部の最適化なども図っている。SVG Nativeと同等の表現能力を持つとしており、移動や回転などを活用したグリフの再配置や変形も行なえる。

絵文字もくっきりと表現できる

アイコンフォントも色付きで表現可能に(Material two-tone icons)

インクで書いたような表現ができるReem Kufi Ink