27件の脆弱性を修正したGoogle Chrome「バージョン98」公開

　Googleは1日(現地時間)、WebブラウザGoogle Chromeの安定版「バージョン98」を公開した。今後数日から数週間かけて、Windows向けには「98.0.4758.80/81/82」、macOSおよびLinux向けには「98.0.4758.80」を提供する。

　セキュリティ関連の修正としては、セーフブラウジングにおける解放後メモリ使用(CVE-2022-0452、深刻度High)や、ANGLEにおけるヒープバッファオーバーフロー(CVE-2022-0454、深刻度High)、フルスクリーンモードにおける不適切な実装(CVE-2022-0455、深刻度High)など、27の脆弱性を修正している。

　ベータ版のバージョン98では、軽量なカラーフォントを実現するCOLRv1のサポートや、バージョン番号の桁数が増えるバージョン100に向けた調整などが行なわれていた。安定版で追加された新機能などについては、後日詳細を公開するとしている。