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タスクバー左端が天気/ウィジェット呼び出しに。Windows 11 Insider版

タスクバーの左端に天気表示。マウスオーバーするとウィジェット表示に

 Microsoftは8日(米国時間)、Windows 11 Insider Preview Build 22518をDevチャネル向けに配信開始した。なおARM64ベースのPCでは、このバージョンを適用するとデバイスがロールバックされてしまう問題が発生しているため、現時点では配信されない。

 Build 22518では、タスクバー左側に天気を表示するようになり、ここにマウスポインタを合わせるとウィジェットボードが開くようになった。Windows 10まで、ここはスタートボタンが配置されていたわけだが、Windows 11ではスタートボタンが中央寄せとなったため、ほとんどの環境ではデッドスペースだった。そこに今回ウィジェットへのアクセスを配置したのはかなり目新しいと言えるだろう。

 なお、この天気はタスクバーのアイコンとして表示させることもでき、その場合はタスクビューアイコンの右側に配置される。

 もう1つは、これまでロック画面で目を引いていた、世界各地の観光スポットを紹介する写真「Spotlightコレクション」が、デスクトップの壁紙として設定できるようになった点。有効化は「設定」→「個人用設定」→「背景」の中にあり、その中でSpotlightコレクションを選択すると有効になる。

 最初はオーストラリアの「ホワイトヘブン・ビーチ」から始まるが、その後は世界中から集めた5カ所の写真に差し替わる。デスクトップにはSpotlightコレクションのアイコンが表示され、次の写真を選んだり、その写真が気にいる/気に入らないといった選択も可能。詳細について知りたい場合は、アイコンをダブルクリックすると表示される。

Spotlightのアイコンのコンテキストメニューで、次の写真を背景として選んだりできる

 また、声で操作できる「ボイスアクセス」が利用可能となり(現時点では英語環境のみ)、Microsoft StoreからWindows Subsystem from Linuxがインストール可能になるなど、様々な改善や修正が行なわれている。