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デル、第12世代Core/Ryzen 5000搭載で筐体刷新の「Alienware Aurora R13/R14」

Alienware Aurora R13/Ryzen Edition R14

 デル・テクノロジーズ株式会社は、第12世代Core搭載の「Alienware Aurora R13」およびRyzen 5000シリーズ搭載の「Alienware Aurora Ryzen Edition R14」を国内で受注開始した。価格はそれぞれ31万7,908円から、27万3,980円から。

 両機種ともに、Legend 2.0と呼ばれる新デザインを採用。シャーシの大型化によって容積を50%増加した。加えて、マザーボードの電源ケーブルを上下方向に出したり、前面インターフェイス部もボードから直結とするなど、エアフローを妨げるものを減らしている。

 これにより、ファンの回転数を上げることなく冷却性能を高めることに成功。冷却性能と静音性能の両立を図った。ファンは最大で前面に2基、背面に1基、天面に1基装備する。

 丸みを帯びた筐体は、左側面に耐擦傷性を持つ透明側面パネルが選択可能となった。筐体前面にはAlienwareロゴを含めたRGBイルミネーションを備えるほか、各所にAlienFX対応RGB LED搭載パーツを内蔵できる。また、右側面にはケーブルマネジメントスペースを備え、背面にはマグネット式のケーブルカバーも装着できる。

Legend 2.0デザインを採用
筐体を大型化し容積を50%増
マザーボードもエアフローを考慮して設計。冷却性能と静音性能を両立
透明側面パネルも選べるようになった
各所にAlienFX対応のRGB LEDを搭載できる一方、ソリッドパネルも選べる
両機種の主な特徴

Alienware Aurora R13

Alienware Aurora R13(ルナライトとダークサイド オブ ザ ムーン)

 Alienware Aurora R13では、CPUに第12世代Core i5/i7/i9を採用し、DDR5メモリやPCI Express 5.0対応スロットを搭載。CPUクーラーには、標準の水冷システムより11%大型なラジエータを備え、AlienFX対応のLEDもヘッド部に内蔵する「Cryo-Tech」水冷システムも選択できる。GPUは最上位でGeForce RTX 3090も選べる。

 構成例としては、Core i5-12600KF(標準の水冷CPUクーラー装備)、16GB DDR5メモリ、512GB M.2 NVMe SSD、GeForce GTX 1660 Ti、750W 80PLUS Platinum電源、Windows 10 Homeなどを搭載。

 インターフェイスは、USB 3.2 Type-C、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×5、USB 2.0×4、2.5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、音声入出力などを備える。

 本体色はルナライトまたはダークサイド オブ ザ ムーンの2種類を用意。サイズは225×529×510mm(幅×奥行き×高さ、背面ケーブルカバーなし)、重量は12.3~15.5kg。

Cryo-Tech水冷CPUクーラー
ケーブルカバー

Alienware Aurora Ryzen Edition R14

Alienware Aurora Ryzen Edition R14

 Alienware Aurora Ryzen Edition R14では、CPUに5000シリーズのRyzen 5/7/9を採用し、GPUにはRadeonまたはGeForce RTXシリーズを選択可能。なお、メモリはDDR4で、PCI Express 5.0には非対応となる。

 構成例としては、Ryzen 5 5600X(標準の水冷CPUクーラー装備)、16GB DDR4メモリ、512GB M.2 NVMe SSD、Radeon RX 6600 XT、750W 80PLUS Platinum電源、Windows 11 Homeなどを搭載。

 インターフェイスは、USB 3.1 Type-C×3、USB 3.0×5、USB 2.0×4、2.5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、音声入出力などを備える。

 本体色はダークサイド オブ ザ ムーンのみ。サイズは225×529×510mm(同)、重量は12.5~15.5kg。

ケーブルカバーと左側面カバー

Alienwareは10月で25周年。徐々にSF要素を取り入れたデザインに

Alienwareは10月で25周年を迎えた
Alienware グローバルプロダクトマネージャー Eddy Goyanes氏

 同日開催の発表会では、AlienwareのグローバルプロダクトマネージャーであるEddy Goyanes氏から、これまでのAlienwareの歴史と新製品の説明が行なわれた。

 Alienwareは、1996年に創業し、以降様々なゲーミングPCを投入してきた。ハードウェア、ソフトウェアの知識に加え、それらを正しく組み上げる必要があったことから、1990年代はゲーム用のPCシステムを作るのが難しく、最新のPCゲームを遊びたいという思いからスタートしたという。

 初代のAlienwareデスクトップPCは、内部こそゲーム向けだったものの、ケースは箱型のものにロゴやステッカーを加えただけの一般的なものだったという。その後、SFの要素を取り入れ、2003年にはコードネームでPredatorと呼ばれる未来的なデザインを採用。水冷機構搭載機の先駆けとなるAurora ALX、三角形のケースが特徴的なArea-51などを経て、2019年には外観を大幅に刷新するLegend 1.0デザインを導入した。

 今月10月に迎えた25周年にあわせて投入する今回の2機種には、これに続くLegend 2.0デザインを採用。すでにゲーミングノートPCの「Alienware x15」などでは用いられているものだが、新たにデスクトップPCにも導入されることとなった。

Alienwareは、PCゲームを遊びたいという思いからスタート
初代は一般的な箱型ケースにロゴなどが付いていた。右はAlienware創業者のNelson Gonzalez氏とAlex Aguila氏

 また、同社では25周年と新製品発売を記念し、「飲む」あんこエナジードリンク「theANko」とのコラボセットを抽選で95名にプレゼントするAlienware公式Twitter連動キャンペーンや、デル・リアルサイトでAlienware製品を購入すると限定の「BE@RBRICK Alienware 100%」をもれなくプレゼントするキャンペーンを開催している。

theANkoとのコラボTwitterキャンペーン
BE@RBRICK Alienware 100%のプレゼントキャンペーンも実施