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大波乱! Good 8 Squadが2連敗でリーダーガチくんの真価が問われる! ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第3節 Day1レポート

SFL: Pro-JP 2021 第3節 Day1会場全景

 今週から第3節が開始する「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。本日は初戦のDay1として、1試合目がSaishunkan Sol 熊本 VS Good 8 Squad、2試合目がコミュファDetonationN VS 忍ism Gamingとなる。本日の実況はアール氏、解説はハメコ。氏。そして今週からはいよいよ月曜、火曜、木曜と週3回の開催となるため、見逃しには注意したい。

 本日の気になるポイントはSaishunkan Sol 熊本の出場メンバーだ。ここまで2節を終えて、Saishunkan Sol 熊本のヤナイのみが未だに本シーズン1度も試合をしていない。今回のルールでは、リザーブの回数制限などはないため、このまま温存するのか、何か策があるのか、今後の動向に注目したい。

 また、Good 8 Squadの動向もポイントだ。ここまで好調にスコアを伸ばしてきたGood 8 Squadが今日の試合で全勝するようなことになれば、他チームとのスコア差が一気に開いてしまう可能性もある。第3節で早くも独走態勢を見せるのか、注目していきたい。

 なお、弊誌インプレスeスポーツ部のストV攻略企画「ガチくんに!」第191回目放送では、SFL 2021の第2節を振り返る内容が配信されていた。Good 8 Squadのメンバーはガチくんとカワノ、そして魚群のもけの3人で現場の裏話なども交え、時に爆笑、時に真剣にリプレイ機能を見ながらのトークとなっていたので、興味のある人はご覧になってみるといいだろう。

 ということで早速第3節 Day1の模様をレポートしていきたい。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

実況はアール氏、解説はハメコ。氏
レポーターの高木由梨奈氏と安藤咲良氏。アール氏からの「もう大分こなれてきたんじゃないの?」の問いかけに対して「まだまだです。まだまだ緊張感をもってやっていきたい」と改めてやる気をアピールした

いきなり2連敗! 初陣のヤナイがぷげらバイソン相手に大金星!

 1試合目のホームはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ。対するアウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ。アウェイの事前オーダーは、先鋒戦がキチパのザンギエフ、中堅戦はぷげらのバイソン、大将戦はガチくんのラシードと発表された。リザーブはカワノとなる。

 ホーム側、Saishunkan Sol 熊本の作戦タイムでは「作戦通りで! 」と事前にある程度のオーダーが決まっていたようで「トイレいいか? 」などのジョークも飛び出しつつ、早めの作戦タイム終了となった。先鋒戦はNISHIKINのブランカ、リザーブはネモとオーダーが発表された。そのため、中堅戦と大将戦はShutoと今回初出陣となるヤナイが担うこととなる。

ホームはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ
Good 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ
事前オーダーは、先鋒がキチパのザンギエフ、
ネモとShutoの週末は仕ことで熊本に行った時のエピソードを紹介。馬刺しを食べたり、温泉に入ってリラックスして万全の体制で挑むそうだ。ただし、温泉に入ったのはネモのみのため、Shutoはネモと比べると万全には欠けるとのこと

 先鋒戦、1試合目1ラウンドは、NISHIKINブランカが優勢に試合を運ぶ。一撃のダメージが大きいザンギエフの攻撃も決まり、体力上は一進一退ながら、先にNISHIKINブランカが勝利。続く2ラウンドは、一転攻勢に出たキチパザンギエフがいきなりのクリティカルアーツ「ボリショイ・ロシアン・スープレックス」を入れて勢いをつけ、さらには「スクリューパイルドライバー」なども決まり、着実にダメージを稼いでいく。後半になるとNISHIKINブランカがVトリガー「ライトニングビースト」などを交えてダメージを与えていくものの、キチパザンギエフがそのまま堅実に守りきり1勝。ファイナルラウンドは一進一退の攻防が続くが、最後はVトリガー「ライトニングビースト」でNISHIKINブランカが1本目を勝ち取った。

 2試合目1ラウンドもNISHIKINブランカが「ローリングアタック」を中心とした巧みな立ち回りでキチパザンギエフの体力を削り、間隙を縫ってキチパザンギエフが反撃、という一進一退の攻防が続くが、Vトリガー「ライトニングビースト」からの着地後すぐのVスキル「シャウトオブアース」で先勝してリーチ。2ラウンドもNISHIKINブランカが下がりながらのローリングアタックで攻撃を入れつつ、画面端に追い詰められたところで「クイックローリング」でうまく位置を入れ替え、キチパザンギエフの思う通りに試合が進まず。双方体力が削られたところで、キチパザンギエフがVトリガー「サイクロンラリアット」で攻め込もうとするも、これを冷静に見てからVトリガー「ライトニングビースト」を使って迎撃! 見こと先鋒戦をNISHIKINブランカが制した。

 ハメコ。氏は「早めの前ステップを通すことで位置を入れ替えるなどして、NISHIKINブランカが壁際に追い詰められることが少なく、これが勝利につながった。ザンギエフ対策をしっかりしていた」としている。

NISHIKINブランカとキチパザンギエフの先鋒戦。要所ではキチパザンギエフもクリティカルアーツや必殺のスクリューパイルドライバーを決めるも、画面端に追い詰められることがあまりなく、常に先手を打ってきたNISHIKINブランカが最後は見ことなVトリガー「ライトニングビースト」で勝利を決めた
Statsを見ると、NISHIKINブランカの対空率の高さが際立っていたのが分かる

 中堅前の作戦タイムはあっという間に終了。オーダーはヤナイのGと発表、中堅戦はぷげらのバイソンとヤナイのGの対戦となる。ヤナイは本シーズン初参戦となる。

 注目の中堅戦、1試合目の1ラウンドは防御しつつのダッシュストレートをぷげらバイソンが決めれば、歩き投げでダメージを返すヤナイGと両者慎重に試合が展開。ゲージが貯まってきたところでヤナイGのEXゲージ使用の「G・スマッシュ・オーバー」が華麗に決まってダメージを稼ぐ。その後も画面端にぷげらバイソンを追い詰めたままコンボを決めて、まずは先制。2ラウンドは序盤、ぷげらバイソンがEXゲージ使用のダッシュストレートでダメージを稼いでいくも、1度コンボが決まると止まらないヤナイGの連続攻撃、クリティカルアーツ「パンゲアバースト」で大幅にダメージを削り、最後は下がって投げ抜けを誘ってのトドメの一撃で2連勝、1本目を先取した。

 2試合目、1ラウンドは序盤、ぷげらバイソンとヤナイGの双方の削り合いが続くも、ヤナイGの連携が冴えわたっており、1度入るとそこから一気に大ダメージ、そのまま一気に攻め切りヤナイGが1ラウンド先制でリーチ。2ラウンドは序盤ぷげらバイソンが画面端に追い詰め、得意の猛攻でガンガンとヤナイGを削るも、1チャンスを活かしたヤナイGの反撃が止まらず! そのまま一気にコンボを繋いで一気に2連勝で1本! 中堅戦を負けなしでヤナイGが制した。

本シーズン、ここまで圧倒的な強さを見せつけてきたぷげらバイソンだが、肝となるターンパンチ対策が万全のヤナイGに大苦戦! ヤナイGは初戦ながら画面端まで追い詰められても焦ることなく冷静に対処、左の画面端から一気に右の画面端までコンボを繋ぎ、かなりの体力差を物ともせず、一気に試合を決めた
初勝利のヤナイ、思わず笑顔で決めポーズ! リーダーのネモや他のメンバーも一緒に同じポーズを決めて勝利を祝福
Good 8 Squadのプチ情報では、ぷげらが昨日30歳の誕生日を迎えたことが発表された。誕生日は本日に備えて練習した他、4時間ほどお誕生日配信を行なったそうだ。抱負は無こと40歳を迎えることとのこと

 先鋒、中堅戦と2連敗で後がないGood 8 Squad。大将戦はShutoのユリアンとガチくんのラシードとの1戦だ。

 大将戦1回戦1ラウンドは、Shutoユリアンがガチくんラシードの動きをことごとく読み勝ち1ラウンドを先制。2ラウンドもいたるところで、Shutoユリアンがガチくんラシードの攻撃をかわして追撃する万全のガチくんラシード対策が光り、2連勝で先ずは1本。

 2回戦1ラウンドも試合の主導権はShutoユリアンが取っており、体力差がどんどんと開いていく。ハメコ。氏は「Shutoユリアンの反応を活かした対処がうまい。ガチくんラシードの動きを見てから動いている」と解説。後半はガチくんラシードが隙を見ての連撃から最後はゲージ使用の「スピニングミキサー」をヒットさせて逆転勝利で先ずは先制。2ラウンドもガチくんラシードの怒涛の連携で勝利、1本を取り返した。

 3回戦1ラウンドは再びShutoユリアンが試合の主導権を奪い返す。画面端に追い詰めての猛攻でダメージを削り、また逆に画面端に追い詰められても、ダメージを受けながら位置を入れ替え再度ガチくんラシードを画面端に追い詰め、最後はデンジャラスヘッドバットで先制。2ラウンドもShutoユリアンのペースで試合が進み、最後はShutoユリアンがVトリガー「エイジスリフレクター」発動後に投げ技を決めることで、エイジスリフレクターにガチくんラシードが接触して連続ダメージを受けてKOとなり、Shutoユリアンが1本、リーチとなった。

 ここでガチくんがインターバルを取得。現状Shutoユリアンが試合全体を支配している状況だが、ここから取り返すことができるのか? インターバル後は、キャラクター変更なしで、そのまま4回戦。

 4回戦1ラウンドもShutoユリアンが若干有利な状況で試合が進み、最後はでんじゃらすヘッドバットでガチくんラシードを飛ばしたところで「エイジスリフレクター」を発動! 弾かれて操作不能なガチくんラシードはそのままエイジスリフレクターの壁にを弾かれるが、その先にはShutoユリアンが大パンチを返すことで、再び壁に弾き返される。このコンボで1ラウンドはShutoユリアンが制した。2ラウンドは一進一退の攻防で互いの体力が減少する中、両者フルゲージフルMAXという危険な状況の中、ガチくんラシードが飛び込んで、見ことなコンボで1ラウンドを取り返す。ファイナルラウンドはガチくんラシードが終始冷静な試合運びでダメージを受けてもキッチリ返す。最後は連携が見ことに決まって1本、ついに2-2のタイにまで持ち込んだ。

 5回戦1ラウンド、気が付くとガチくんラシードがShutoユリアンを画面端に追い詰める場面が増えてきた。それに対してShutoユリアンは起死回生の「エイジスリフレクター」を使うも、これをガチくんラシードはVシフトで華麗にかわす。負けじと2枚目のリフレクターを放つも、今度はジャンプでこれをかわし、そして壁が残った状態のShutoユリアンに対して、ガチくんラシードは相打ち覚悟のイーグルスパイクで1勝してリーチ。2ラウンドはこれまでの苦戦が嘘のようにガチくんラシード主導で試合が進んでいく。最後はクリティカルアーツ「アルタイル」を華麗に決め、見ことにガチくんが勝利して連敗をストップした。

 このガチくんの値千金の1勝により、1試合目は2-2のドローとなった。

前半は完全にShutoユリアンのペース。3回戦にはShutoユリアンのVトリガー「エイジスリフレクター」を活かした連携技が見ことに決まる!
インターバル明け、4試合目1ラウンドもまだShutoユリアンの攻めは見こと。「エイジスリフレクター」と強パンチのコンボが見ことに決まっていよいよマッチポイント
4試合後半からガチくんラシードの攻撃がことごとく決まる。気が付くとShutoユリアンが壁際に追い詰められる場面が増えた。そして個人的に痺れた場面が「エイジスリフレクター」をVシフトでかわすこのテクニック!

 試合終了後のGood 8 Squadへのインタビューでは、劣勢から一気に大逆転を果たしたリーダー、ガチくんに今の気持ちを訪ねると、開口一番「俺がリーダーです」のナイスな一言が飛び出した。試合について聞かれると「インターバルを挟むなど、あと1歩のところで気持ちがリセットできてよかった」と気持ちの切り替えが勝利の要因と語った。また次節への意気込みとしては、「キチパもぷげらも負けてしまったが、反省してしっかり気持ちを切り替えて次のホーム戦は4-0を狙っていきたい」と強気のコメントで締めくくった。

インタビュー開口一番の「俺がリーダーです」の一言に周囲も思わず爆笑。だが有言実行なのは間違いなく、リーダーらしさを発揮した1戦だったといえる

接戦を繰り広げるDetonatioNと忍ism Gaming

 続く2試合目はホーム、コミュファDetonatioNで、出場メンバーは、板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川、対するアウェイは忍ism Gamingで出場メンバーは、ももち、藤村、ひぐち、大谷。アウェイの事前オーダーは、先鋒藤村のキャミィ、中堅はももちのあきら、大将はひぐちのガイルと発表された。リザーブは大谷となる。

 コミュファDetonatioNの作戦タイムは、最初板橋ザンギエフのマイクがミュートになっていて、声が出ず少しリアクションが遅れたが、音が出てからはスムーズに話が進み、すぐに作戦タイムは終了となった。先鋒は竹内ジョンのコーディが選ばれた。リザーブはナウマンとなり、中堅、大将戦を板橋ザンギエフと立川が担う。

コミュファDetonatioNのメンバーは、板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川
忍ism Gamingのメンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷
事前オーダーは先鋒藤村のキャミィ、中堅はももちのあきら、大将はひぐちのガイル
コミュファDetonationNのプチ情報。立川も週末はお仕ことしていたそうだが、水素を1時間鼻から吸ったら脳がすっきりして肌も髪も艶々とのことだ

 先鋒戦は藤村キャミィと竹内ジョンコーディの1戦。1回戦1ラウンドは竹内ジョンコーディが序盤優勢に試合を運びつつ、体力をガンガン削っていくが、ゲージの貯まった藤村キャミィがVトリガー発動から一気にコンボを決めて、形勢逆転。スタンにまで追い込んで最後はキャノンスパイクでトドメを刺して先ずは1勝。2ラウンドも同様で、前半は竹内ジョンコーディが優勢に試合を運ぶのだが、それをガードで守り切り、隙を見ての反撃で糸口を掴むと一気にコンボで畳みかけて1本を先取。

 2回戦1ラウンドも手堅く守る藤村キャミィを攻めあぐねる竹内ジョンコーディ。隙をついて体力を小刻みに削られるが、随所の反撃で体力は五分五分のまま終盤へ。タイムが10秒を切る辺りで藤村キャミィが一気に畳みかけ、残り2秒でKOを奪って1ラウンドを先制。2ラウンドも終始、藤村キャミィが鉄壁の防御と巧みな立ち回りで1勝、負けなしで先鋒戦を制した。

試合全体の主導権は竹内ジョンコーディが握っているように見えて、藤村キャミィがガッチリ守りを固めつつ、隙をついてコンボを決めていく。2試合目第1ラウンドはタイムギリギリでの攻防でもしっかり取って、藤村キャミィが先鋒戦を制した

 中堅戦前の作戦タイムは大将を立川が担当するので板橋ザンギエフが中堅となるという話だったはずが、ここで立川が「サブリーダーは中堅やってください」などの冗談を入れたことで誰がリーダーか、といった掛け合いが盛り上がりつつ、作戦タイムは終了。中堅戦は板橋ザンギエフのアビゲイルがももちのあきらと戦うこととなった。

 中堅戦、1試合目1ラウンドはももちあきらがVトリガー「漢の背中」をうまく活かしたコンボで先ずは先制。2ラウンドはももちあきらが「漢の背中」からの空中連撃コンボで一気に板ザンアビゲイルを画面端まで追い詰めるも、逆にVトリガー「ハイブリッドチャージ」発動で押し返して、板ザンアビゲイルが1本を取り返した。ファイナルラウンドは板ザンアビゲイルがクリティカルアーツ「アビゲイラー」で大幅にももちあきらの体力を削る。ももちあきらは「漢の背中」を駆使して反撃するも板ザンアビゲイルがまずは削り取り勝利、先制の1本を勝ち取った。

 2戦目1ラウンドも、お兄ちゃんこと「漢の背中」を活かした攻めがうまくハマり、ももちあきらが先制。ダメージもでかいが、お兄ちゃんが登場した後、しばらくの間、画面上に居座っているため、あきらの動きが見えにくくなる、ブラインドの役割も果たしていると、アール氏から説明があった。

 2ラウンドは板ザンアビゲイルが優勢ながら、画面端に追い詰められたももちあきらが「漢の背中」を活用した立ち位置を入れ替える、入れ替えお兄ちゃんが炸裂。ダメージを稼ぐも、最後は板ザンアビゲイルのアビゲイルパンチで1勝を取り返す。ファイナルラウンドは一進一退の攻防ながらも、ももちあきらのお兄ちゃんからの空中コンボでダメージを稼ぎ、最後はクリティカルアーツ「協奏気功塊」で勝利、タイに持ち込んだ。

 3戦目1ラウンドはももちあきらの猛攻を耐え忍ぶ板ザンアビゲイルといった形で試合が進むも、Vトリガー「マックスパワー」発動からの猛攻で逆転、1勝を勝ち取る。続く2ラウンドはももちあきらのペースで試合が進み、猛攻をしのぎ切れずに板ザンアビゲイルがスタン、最後は空中コンボでダメージを稼いでももちあきらが勝利。ファイナルラウンドは画面端に板ザンアビゲイルを追い詰めて「漢の背中」を活かしたコンボからの空中でのコンボ、着地後は投げをうまく決めて勝利、ももちあきらがアウェイの中堅戦を勝ち取った。

板ザンアビゲイルとももちあきらの中堅戦。ももちあきらのVトリガー「漢の背中」の活用がとにかく見ことで、要所でうまく使って活用し、ギリギリながらもアウェイの中堅戦を制した。リポーターたちからも「あのお兄ちゃんはなんなんですか!」と聞かれるほどのインパクトとのことだ
忍ism Gamingのプチ情報、藤村の土日の過ごし方は、彼女と映画を見てリラックスして楽しい週末を過ごしたとのこと。これには実況のアール氏、解説のハメコ。氏とも「そりゃつぇぇわ」と感動のコメントを返すばかりだ

 大将戦は立川春麗とひぐちガイルの対戦。1回戦1ラウンドはひぐちガイルの徹底した「ソニックブーム」の連撃が止まらずに先ずは1勝。2ラウンドは画面端に追い詰められたひぐちガイルが投げでうまく立ち位置を入れ替えるも、ジャンプで再度立ち位置を戻す立川春麗、最後はEXゲージ使用の百裂脚からのVトリガー「気功掌」で取り返す。ファイナルラウンドはひぐちガイルの猛攻から最後はクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」で先ずは1本。

 ここでインターバルを少し挟んで、双方一息入れてからの2回戦。1ラウンドはひぐちガイルのゲージ利用の「ソニックブーム」などリズムを変えてのソニックの連打に少しずつ被弾が増えていき、最後は「ソニックブーム」で削り切って先ずは1勝。2ラウンドは百裂脚やスピニングバードキックなどの連撃からの投げなど立川春麗の猛攻が止まらない。そのまま押し切り1勝を取り返す。ファイナルラウンドは一進一退の攻防で、双方の体力ゲージが削れる中、ひぐちガイルの連続「ソニックブーム」からのクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」が炸裂! 最後は「スピンバックナックル」で2勝目を取った。

 3回戦1ラウンドはスピニングバードキックからの投げなど立川春麗の反撃が続く。ひぐちガイルも「ソニックブーム」を軸にVトリガー「ソリッドパンチャー」などで反撃するも、最後は残り少ないひぐちガイルの体力を立川春麗のクリティカルアーツ「鳳翼扇」で削り切り、1勝を物にする。2ラウンドもひぐちガイルの反撃を振り切り、連撃がうまくハマって立川春麗が2連勝で1本を取り返した。

 続く4回戦1ラウンドは立川春麗の猛攻でひぐちガイルを攻めまくり、体力を削る。しかしひぐちガイルもVトリガー「ソリッドパンチャー」発動からの「ソニックブーム」連打でダメージを取り返していき、体力ゲージは五分五分に。最後は強パンチヒットからのクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」を見ことに決めてひぐちガイルが先制。2ラウンドは終始、ひぐちガイルが優勢のまま、最後は立川春麗のゲージ利用の起き上がりスピニングバードキックをひぐちガイルが読み切ってガード、撃ち落して連勝し、見ことに大将戦を制した。

 この勝利により、アウェイの忍ism Gamingが4-0達成で勝利となった。

立川春麗とひぐちガイルの大将戦。全体的にひぐちガイルがリードする場面が多く見られたが、立川春麗もコンボが入ると、一気に勝負を決めてくるだけに先は見えない展開が続く
ひぐちガイルはとにかく無限に湧き出る「ソニックブーム」で立川春麗の接近を阻む
後半戦はクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」やVトリガー使用中の「ソニックテンペスト」などを駆使し、アウェイの大将戦を勝ち取った

 試合終了後のインタビューにて、大将戦を勝ち取ったひぐちは「春麗戦は練習していたが、相手もガイル戦を練習しているのは予測していたので、勝てたのはめちゃくちゃうれしく、そして安心しました」とコメント。安心とは? と聞かれたひぐちは「ここまで勝ちがなかったので、勝てて安心して次からもう少しリラックスできる、という意味です」と回答した。

 今回の戦略について聞かれたリーダーのももちは「今回アウェイということでキャラを被される立場だったが、こちらも事前に何を被せてくるかを予想して対策してくることで、メンバー全員が力を発揮できた」とアウェイならではの戦略について語った。また次節への意気込みについては「とりあえず1つでも多く勝つが目標だったが、今回4-0が取れたので、1位抜けも狙える位置だと思うので狙っていきたい」とコメントした。

忍ism Gamingのインタビュー。リーダーのももちは今回の全勝を受け、1位抜けも狙っていきたいとコメント
大将戦を勝利したひぐちは安堵の表情を浮かべた

暫定トップは変わらずGood 8 Squad、忍ism Gamingが全勝で3位に急浮上

 以上、第3節 Day1の2試合が一通り終了した。トップのGood 8 Squadが2ポイントで伸び悩んだのに対して、忍ism Gamingがアウェイ全勝により、一気に3位にまで順位を上げてきた。早くもリーグ戦ならではの波乱がやってきた印象だが、明日のDay 2次第で、これが更に荒れた展開になるのか、注目していきたい。

 次回、第3節 Day2は明日、10月19日20時からの開始となる。次回カードは1試合目がホームの名古屋OJA BODY STAR VS アウェイの魚群、2試合目はホームのv6プラス FAV Rohto Z! VS アウェイMildom Beastの2戦が行なわれる。

本日の結果。Saishunkan Sol 熊本とGood 8 Squadは共に2-2のドロー、コミュファDetonationNと忍ism Gamingの1戦はアウェイの忍ism Gamingが全勝で4ポイントを獲得した
第3節 Day1終了時の暫定順位。トップは変わらず、Good 8 Squadだが、明日のv6プラス FAV Rohto Z!の結果次第で早くも順位が入れ替わる可能性が出てきた