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Huawei、Ryzenと4K+対応28.2型液晶を一体化した「MateStation X」

MateStation X

 中国Huaweiは、ディスプレイ一体型PC「MateStation X」を発売した。Ryzen 7 5800H搭載モデルとRyzen 5 5600H搭載モデルを用意しており、価格はRyzen 7搭載モデルが1万1,999人民元(約20万6,800円)、Ryzen 5搭載モデルが9,999人民元(約17万2,300円)。日本での販売はアナウンスされていない。

 13日に中国で発表した製品。28.2型でアスペクト3:2の4K(3,840×2,560ドット)IPS液晶ディスプレイを採用しており、いずれのモデルも16GBメモリと512GB NVMe SSDを搭載する。OSはWindows 10。

 ディスプレイ部分はDisplayHDR 400に対応するなど、ほとんどの基本性能値が8月に発売した同社初の液晶ディスプレイ製品「MateView」と共通しているが、MateStationXのみ10点タッチに対応し、画面占有率がMateViewよりわずかに低い(本機は92%、MateViewは94%)などの違いがある。

 機能面では最大3台までのHuawei製スマートフォンおよびタブレットと画面を共有可能。相互にミラーリング、画面拡張、データ転送などが行なえる。

 ディスプレイの性能はリフレッシュレートが60Hz、コントラスト比が1,200:1、輝度が500nit、色域はAdobeRGB 100%、Display P3 98%でいずれもMateViewと同等。

 インターフェイスはUSB 3.2 Gen1×4(Type-CとType-Aが2つずつ)、DisplayPort 1.2×1、Bluetooth 5.1、IEEE 802.11ax、Webカメラ(720p)、音声入出力など。5Wスピーカー×2と10Wサブウーファー×1、最長5mまでの距離からの声を拾える4基のマイクアレイを内蔵。無線キーボードとマウスが付属しており、キーボードには指紋認証機能やスマートボイスの呼び出しボタンを設けている。

 本体サイズは614.16×187×529.74mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9kg。