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パナソニック、パラリンピックで活用中のアシストスーツ・掃除ロボットを紹介
2021年9月1日 14:15
パナソニック株式会社は9月1日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で活用されている自社のロボットについて解説する合同取材に応じ、オンラインで解説した。
東京2020組織委員会は、様々なロボットが大会をサポートする「東京2020ロボットプロジェクト」を2019年3月から本格始動させている。現在開催中のパラリンピックでは、グループ企業である株式会社ATOUNのアシストスーツ2機種と、開発中の業務用掃除ロボットが活用されているという。
※記事内の画像は全てパナソニック提供
誰もが暮らしやすい社会の実現を目指して
解説したのは、パナソニック 東京オリンピック・パラリンピック推進本部 パラリンピック統括部 ロボット推進課 課長の黒川崇裕氏と、同 荻島敬司氏。
パナソニックは四半世紀に渡ってオリンピックをスポンサードしてきた。東京2020に合わせて東京オリンピック・パラリンピック推進本部を設置して取り組んでいる。
パラリンピックについては2014年には国内初となる国際パラリンピック委員会(IPC)とのワールドワイドパートナー契約を締結。それ以来、障がい者スポーツ協賛だけではなく、障がい者、高齢者含め、誰もが暮らしやすい社会の実現を目指して事業を推進している。
オリンピックとパラリンピックとではカテゴリが分かれているが、パラリンピックについては障がい者・高齢者にやさしい商品・サービスとして「THE シャワー」、「アクアハート(風呂・洗面)」、「ホームエレベーター」、「アシストスーツ」などの事業を進めている。
国際パラリンピック委員会(IPC)は「An inclusive world through Para Sports」というビジョンを掲げている。ブランドステイトメントは「CHANGE STARTS WITH SPORT」で、その詳細は以下の3つに要約されるとパナソニックでは考えているという。
- パラアスリートのパフォーマンスを通じ、障がいのある人が差別のない生活を送れる世界を実現
- 2030年のパラリンピック大会までに全ての人にアクセシビリティ、モビリティのある世界を実現
- 大会開催国の障がいのある人が、平等にスポーツ教育・雇用を受けられる世界を実現
競技エリアではアシストスーツを活用
東京2020大会でパナソニックは、体力に左右されずに働くことのできる社会、人にやさしい先進的な現場づくり、ご高齢の方を含めたあらゆる人に優しい商品サービスの実現を目指して、パワーアシストスーツやロボット掃除機を提供してる。
具体的には、2018年から製品化もされて物流や建設現場などで活用されているATOUNのパワーアシストスーツ「MODEL Y」を、パワーリフティング競技で活用してもらっている。パワーリフティング競技では、ウェイト交換が発生する。1日に何度も重量物を運ぶことになるので、そこで腰の負担を軽減させている。
また、国立競技場で行なわれる砲丸投げ競技では、砲丸回収作業、すなわち屈んでは重量物を持ち上げて立ち上がる作業の繰り返しが発生する。
ここでは腰の負担と腕の負担を軽減するために、腰をサポートする「MODEL Y」に加えて、動作を感知する指先のセンサーと肩のモータと手を繋ぐワイヤーの伸縮により、荷物を引き寄せるときや持ち上げ・運搬などの作業時に腕の引き上げ動作をアシストして重量負担を軽減する「kote」というアシストパーツを追加。
女子で4kg、男子だと7kgくらいの砲丸を回収するために使われている。「ATOUN MODEL Y + kote」は今後もパラの砲丸投げでも活用予定だという。
競技エリア以外では掃除ロボットを活用
競技エリア以外でもロボット技術は使われている。ATOUNが開発中の足サポート用の「HIMICO」は、歩行の動きをセンサーで検出し、腰部のモータと両膝のサポーターを繋ぐワイヤーによって、歩行中の脚の持ち上げ下げをサポートするアシストスーツ。
こちらは3台程度が広大な国立競技場の観覧エリアの清掃・ゴミ回収スタッフに活用されているという。なお「HIMICO」は事業領域を現在探索中で「リハビリ用途がいいのか作業補助なのかを見極めている段階」とのこと。
また、東京ビッグサイト内に設置されているメインプレスセンターでは、7月19日から9月5日まで開発中の業務用ロボット掃除機が共用部床の清掃に使われている。
カメラやLiDARを搭載したこのロボット掃除機は、人や物を高精度に見分け、事前の片づけなしで、安全に床面を隅々まで自動で掃除を行なう。普通の掃除ロボットよりもより広域のエリアを掃除できるタイプで、「ナノイー X」で集塵BOXを除菌する。現在、2台が活用されている。
これら以外にも、「ATOUN MODEL Y」は空港での荷物の運搬にも活用されている。報道の通り選手たちは通常のルートとは違うルートを使って入国し、選手村に向かっているが、彼らのスーツケースや機材などをトラックの中に積み込む作業に活用されているという。「MODEL Y」は選手村の中での荷物運搬や清掃でも活用されている。
パナソニックから組織委員会に対して提供されている「MODEL Y」は合計20台。7月中旬から導入されれており、今後、選手たちが帰国する9月中旬くらいまで使われる予定だ。
活用主体は組織委員会の現場の人たちで、パナソニック側でもどのロボットがどのくらい、どう使われているのかについては、まだ正確には把握していないとのことだった。活用状況のヒアリングは大会終了後となるようだ。
継続して使ってもらえる製品の開発へ結びつける
競技を支えている人に提供するものが多く、どちからというと「縁の下の力持ち」的な、地味な取り組みであることについて記者から質問された黒川氏は「これまでのロボットは客寄せパンダ的な訴求をすることも多かった。我々は使う方に『使ってよかったね』『必要だね』と言われる商品の提供をしているつもりだ」と答えた。
そして「ロボットは華々しくデビューすることが多いが、運用され続けているのかというと、数カ月後には撤収してしまっていることも多い。我々は継続して使っていただくためにビジネス展開していきたい」と語った。
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