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Noctua、次期IntelソケットLGA1700対応のCPUクーラーマウンタを無償提供
2021年8月18日 10:53
オーストリアのヒートシンクメーカーNoctuaは17日(現地時間)、既存の同社製CPUクーラーを次期Intel CPUが採用するLGA1700に対応させるマウンタ「NM-i17xx-MP83」および「NM-i17xx-MP78」を既存の製品ユーザー向けに無償提供すると発表した。
両者の違いは対応する固定ブラケットの形状で、前者は83mm(ツーピース)、後者は78mm(シングルピース)のヒートシンクにそれぞれ対応する。いずれもブラックカラーの「chromax.black」バージョンを用意した。
LGA1700は、Intelの第12世代Core CPU「Alder Lake-S」に適合するソケット形状。LGA1700対応のマザーボードは従来モデルからCPUクーラーの取り付け位置が変更されるため、デスクトップPCの組み換えなどでCPUクーラーを流用する場合は、新しいマウンタが必要となる。
このマウンタを用いることで、製造終了品を含む多くのNoctua製CPUクーラーをLGA1700に対応させられるとしており、既存製品との互換性リストも公開している。ただし、「NH-L9i」シリーズについては、「厳しい互換性の制限」により装着が難しいため、別途LGA1700対応モデルを10月に投入する予定だという。
既にNoctua製のCPUクーラーを所有している場合は、使用しているCPUクーラーとLGA1700対応CPUもしくはマザーボードの購入を証明する書類のコピー(写真可)を用意する必要がある。緊急にアダプタが必要な場合は、10月中旬よりAmazonで購入することも可能。価格は7.9ユーロ。
また、現行モデルへのLGA1700マウンタ同梱を開始しており、直近で出荷したNoctua製のCPUクーラーには同梱されているという。
なお記事執筆時点では、Noctua日本代理店のサイズ株式会社で変換アダプタの無償提供サービスを実施するかどうかはアナウンスされていない。