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日本では4人に1人のPCユーザーがサイバー脅威に遭遇。Avast調べ
2021年8月5日 17:40
Avastは5日、サイバー脅威に関するレポート「Global PC Risk Report 2021」を発表した。
調査は、2021年3月16日~4月14日の期間における、Avastの脅威検出ネットワークに基づくもの。分析の結果、世界的に家庭用PCユーザーが脅威に遭遇するリスクは前年次から高まった。日本国内では、家庭用PCユーザーの約4人に1人となる26%が何らかのマルウェアに遭遇する可能性があるとしており、その割合は前年の21%から増加している。
加えて、セキュリティソフトの持つ各種保護技術を回避するよう設計された「高度な脅威」についての調査では、家庭用PCユーザーのうち、世界平均では5%、日本では4.3%の遭遇リスクがあるとしている。
地域別では、すべての脅威に遭遇する可能性の高い国は、1位がアフガニスタン(49.47%)、2位がイエメン(47.81%)、3位がエチオピア(45.84%)、高度な脅威の場合では、1位が中国(20.22%)、2位がトルクメニスタン(14.63%)、3位がアフガニスタン(14.13%)などとなった。社会的/政治的な紛争の多い地域はリスクが高まる傾向にあるという。
同社脅威インテリジェンスディレクターのMichal Salat氏は、世界的にマルウェア攻撃のリスクが高まっているとした上で、コロナ禍ではビデオ通話や在宅勤務など、多くの人が頻繁にインターネットを利用するようになる中で、こういった新しい生活様式や新型コロナウイルス感染症にあわせた様々な攻撃も確認されていると述べている。