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史上最高性能の8.4型ゲーミングPC「ONEXPLAYER」が8月下旬に国内発売
2021年6月29日 16:32
株式会社テックワンは、2,560×1,600ドット(WQXGA)表示に対応した8.4型液晶を備えたONE-NETBOOK製のモバイルゲーミングPC「ONEXPLAYER」を8月下旬に日本国内で発売する。価格は14万6,300円より。
液晶左右にゲームコントローラを搭載し、ニンテンドーSwitchのようなポータブルゲーム機として使えるスレート型のWindowsゲーミングPC。Iris Xe Graphicsを内包する第11世代Coreを搭載し、これまで据え置き機でしかプレイできなかったようなAAAタイトルをポータブルで楽しめることをウリとしている。CPUとストレージの違いで5モデルが用意される。
CPU/GPU性能を最大限に引き出せるよう、小型筐体ながらデュアルファンを内蔵。また、指紋センサーやキックスタンドを装備し、利便性を高めた。液晶は2,560×1,600ドット表示対応の8.4型で、ゲームに没入できるとしている。
筐体の形状は3Dプリンタを使い16種類ほど設計して検討、ゲームに集中できるエルゴノミクスデザインにこだわった。また、表面の質感についても手に馴染むしっとりとした感触にこだわり、こちらは500回以上の試行錯誤を得て決めたとしている。
最下位の「ONEXS-B10」は、Core i5-1135G7/ストレージ512GBで、価格は14万6,300円。下位の「ONEXS-B5」は、上記からストレージを1TBに強化し、価格は15万1,800円。
中位の「ONEXP-B10」は、CPUにCore i7-1165G7/ストレージ1TBを搭載し、価格は16万6,100円。
上位の「ONEXU-B20」は、CPUにCore i7-1185G7/ストレージ1TBを搭載し、価格は19万8,000円。最上位の「ONEXU-B10」は、上位からストレージを2TBに強化し、価格は23万9,800円。
いずれもメモリは16GB、OSはWindows 10 Home。なお、このCore i7-1185G7搭載2モデルは数量限定発売。
インターフェイスは、USB4×2 Type-C、USB 3.0、microSDカードリーダ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、3.5mmステレオミニジャックなどを備える。バッテリは59Wh。オプションで着脱可能なキーボード(単品購入9,680円、同時購入4,840円)を用意する。
29日に都内で開かれた製品発表会では、ONE-NETBOOKのJack Wang CEOが挨拶。「近頃のゲーマーは生活のリズムが速く、かつて昔のように腰を据えて大作ゲームをプレイする時間がなかなか確保できない。そこでスキマ時間を利用してゲームをプレイできないか、考えて開発したのがONEXPLAYER。ぜひ製品を手にして、ゲームに熱中できる自分の時間を取り戻してほしい」などと語った。
一方で製品の開発にあたっては「IntelやMicrosoftの技術を結集し、UMPCの設計に長けた我々であっても、ゲーム体験に優れたデバイスを作り出すことは容易ではなかった。今回は16種類の3Dモデルや500種類のケース素材など、手にした際の感触に注力し、1年かけてようやくここまでたどり着けた」と苦労話を紹介した。
株式会社テックワン 代表取締役の中林秀仁氏は、「ONE-NETBOOKは自社設計/自社製造のこだわりのみならず、Tencent GamesやMicrosoft、Intelと緊密に協業しており、ゲーム分野への投資も増やしている。日本においてもeスポーツ市場がさらに伸びると見込まれており、家庭で楽しむだけでなく、ヘルスケアや教育などへの広がりにも期待したい」などとした。
また、「SteamやXbox Game Passなど、AAAタイトルを含む数万のゲームがすぐに利用できる環境が整っている。これまで据え置き型コンソールゲーム機やデスクトップPCでしか楽しめなかったが、ONEXPLAYERではそれをポータブルで、しかも大画面で迫力があり、なおかつサクサク動作でプレイできる」とアピールした。
発表会には、インテル株式会社 技術本部 部長 工学博士の安生健一朗氏、および日本マイクロソフト株式会社 執行役員 デバイスパートナー ソリューション事業本部長の梅田成二氏から、ONEXPLAYERへの期待と祝辞のメッセージが送られたほか、タレント・ストリーマーの池田ショコラさんがゲストとして招かれ、ONEXPLAYER実機を用いた「Apex Legends」プレイを披露。
短いプレイであったが、池田さんは「発表会であるということ忘れて、あたかも家にいるような感覚でゲームプレイに集中できた」などと語り、ONEXPLAYERの“大画面”がもたらす没入感や、違和感のない操作感をアピールした。