アクセリア、複数CDN運用の特許を取得

　アクセリア株式会社は、複数のCDN(Contents Delivery Network)を安定的に運用するシステムに関する特許権を取得したことを発表した。特許登録日は2021年5月14日で、番号は第6884845号。

　インターネット上においてコンテンツ配信を高速かつ安定に配信する技術としてCDNが広く使われているが、CDN自体に負荷や障害が発生することが考えられ、1社にサービスを依存した場合リスクがあった。この特許では複数の異なるCDNを同時に利用でき、1つのCDNに遅延や停止が発生しても、独自アルゴリズムでユーザーの環境に応じた安定配信を実現するという。

　同社はこの特許を取得したマルチCDN技術を「Brokering CDN」サービスとしてリリースしており、障害に強く、高いコストパフォーマンスを実現しているという。

　折しも8日、CDNサービスのFastlyの障害により、多くのサービスが一時利用不可となったが、こうしたマルチCDNサービスの登場によって解決することが期待される。