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Chia採掘向けSSDをSabrentが発表。最大書き込み総容量が既存SSDの18倍

 米Sabrentは、仮想通貨Chia採掘向けSSD「Plotripper Pro」および「Plotripper」を発表した。発売時期と価格は未定。容量はPlotripper Proが2TBと1TB、Plotripperは2TBをそれぞれラインナップ。スペックの詳細については近日公開予定としている。

 台湾Phisonが26日に発表した「LifeXtension」技術の採用により、SSDの耐用年数(総書き込み容量、TBW)を従来比で最大18倍まで延長させた点を特徴としており、一般的なTLC SSDが3,000TBWであるのに対して、Plotripper Proは2TBで5万4,000TBW、1TBで2万7,000TBW、Plotripperは1万TBWを謳っている。

 Chiaは、未使用ストレージの読み書きによってマイニングを行なう仮想通貨。CPUやGPUを用いて採掘を行なうBitcoinやEthereumなどの仮想通貨よりも、採掘に要する電力量が少なく抑えられる。

 Chiaの採掘ではストレージ容量に加えて読み書きの速度も重要となることから、採掘にSSDを用いる場合は、HDDと比べてI/Oアクセスが高速で、総書き込み容量の高いものが向いているとされる。