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Acer、裸眼立体視可能なディスプレイ搭載ノート

ConceptD SpatialLabsプロトタイプ

 台湾Acerは27日(現地時間)、年次の新製品発表会「next@acer」を開催し、この中でクリエイター向けノート「ConceptD」シリーズに、初の裸眼立体視可能な技術「SpatialLabs」を搭載したモデルを発表した。

 なお、この製品はすぐに販売するわけではなく、まずはSpatialLabsを使った開発者向けプログラムを、Unreal Engine開発者向けに提供するとしており、プログラムに参加したユーザーはConceptD SpatialLabsのプロトタイプを受け取れる。応募は6月30日まで。

 SpatialLabsは、最新鋭の光学技術と視線追跡技術を組み合わせることで裸眼による立体視を実現。液晶レンチキュラーレンズを備えた4Kパネルと、本体上部に備えたステレオカメラにより、ユーザーの頭と目の位置を追尾し、両眼に異なるイメージを送ることで立体視を実現する。立体視を使わない時は一般的な4Kの2Dディスプレイとして利用できる。

 立体視を実現するソフトウェアとしては「SpatialLabs Model Viewer」と呼ばれる3Dモデルの立体視用ビューワー、サイドバイサイドのフルスクリーンコンテンツを立体視モデルに変換する「SpatialLabs Go」、Maya向けのコンテンツを立体視できるように変換するミドルウェア「PiStage」、サイドバイサイドの立体視ビデオを再生できる「SpatialLabs Player」などを提供する。