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Acer、裸眼立体視対応ノートを正式発表

ConceptD 7 SpatialLabs Edition

 台湾Acerは13日(現地時間)、裸眼による立体視に対応したクリエイター向けノートPC「ConceptD 7 SpatialLabs Edition」を正式発表した。

 同社が5月に発表し、一部クリエイターが応募により限定で提供されたモデルで、今回市販が決まった格好。欧州では12月に発売し、価格は3,599ユーロとなっている。

 SpatialLabsは、最新鋭の光学技術と視線追跡技術を組み合わせることで裸眼による立体視を実現。液晶レンチキュラーレンズを備えた4Kパネルと、本体上部に備えたステレオカメラにより、ユーザーの頭と目の位置を追尾し、両眼に異なるイメージを送ることで立体視を実現する。立体視を使わない時は一般的な4Kの2Dディスプレイとして利用できる。

 立体視を実現するソフトウェアとしては「SpatialLabs Model Viewer」と呼ばれる3Dモデルの立体視用ビューワー、サイドバイサイドのフルスクリーンコンテンツを立体視モデルに変換する「SpatialLabs Go」、Maya向けのコンテンツを立体視できるように変換するミドルウェア「PiStage」、サイドバイサイドの立体視ビデオを再生できる「SpatialLabs Player」などを提供する。

ConceptD 7 SpatialLabs Edition

 主な仕様は、第11世代Core i7プロセッサ、最大64GBのDDR4メモリ、最大2TBのNVMe SSD、PANTONE認証の4Kディスプレイなどを搭載する。

 このほか、アスペクト比が16:10の16型液晶、もしくは15.6型液晶を搭載した「ConceptD 3」、「ConceptD 3 Pro」、「ConceptD 3 Ezel」、「ConceptD 3 Ezel Pro」なども発表した。欧州での価格は順に1,799ユーロ、1,899ユーロ、2,099ユーロ、2,199ユーロから。

ConceptD 3シリーズ