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Rocket Lake-S内蔵GPUドライバ、発売から数日遅れで公開

 Intelの第11世代Coreプロセッサこと「Rocket Lake-S」の公式内蔵グラフィックスドライバが4日に公開された。Intelのアーキテクチャ、グラフィックス、ソフトウェア担当バイスプレジデントのLisa Pearce氏がTwitter上で告知した。

 Rocket Lake-SのCPUは3月30日に一般販売がはじまったばかりだが、発売時点ではIntelのサイト上でRocket Lake-S内蔵グラフィックス「UHD Graphics 750」に対応したグラフィックスドライバが提供されていなかった。

 Pearce氏のTwitterアカウントには発売直後からユーザーによる問い合わせが寄せられており、Pearce氏は問い合わせに対して「先にOEMへのドライバ提供を行なっており、公開が遅延している。月曜日までにはドライバを公開する」という主旨の返答を行なっていた。

 4日に公開されたドライバの日付は「3/3/2021」で、バージョン番号は「27.20.100.9316」。Lisa氏のスレッドにはユーザーからWindows Updateによって内蔵グラフィックスが動作するドライバが供給された旨の報告もなされていたほか、各マザーボードメーカーは過去の日付でチップセットドライバを更新しており、たとえばASRockは1月18日、ASUSは4月1日、MSIは2月5日の日付でReadmeにRocket Lakeをサポートする旨の記載があるVGAドライバをサポートページに掲載している。

 ただ、記事執筆時点でマザーボードメーカーが提供しているVGAドライバのほとんどは、今回Intelが公開したドライバよりも古いバージョンだ。

 Intel公式ドライバの公開によって、CPU発売のタイミングで公式サイトからのみドライバが入手できない状況は解消された。