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ソニー、約1億2千万画素のイメージセンサー。3.6型グローバルシャッター搭載

IMX661(左がカラー、右が白黒)

 ソニー株式会社は、1億2,768万画素の3.6型CMOSイメージセンサー「IMX661」を発表した。産業機器向けの製品となり、カラーおよび白黒を用意し、それぞれ4月/5月よりサンプル出荷を開始する見込み。

 独自のグローバルシャッター画素技術「Pregius」を搭載し、動体歪みのない撮像が可能。グローバルシャッター機能搭載CMOSイメージセンサーとしては業界最多の画素数を実現したとする。有効画素数は13,400×9,528ピクセルとなっている。

 画素ウェハ上に機能チップを積層するChip on Waferプロセス技術や高速インターフェイス規格の「SLVS-EC」の採用により、全画素読み出しモードで従来比約4倍の高速化を達成。高解像度/高速読み出しによる認識精度や検査精度の向上/短縮などを実現するとしている。加えて、撮像タイミングを制御するトリガー同期などといった産業機器向けの信号処理機能も複数備える。