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マカフィー、テレワーク下での自宅を狙うサイバー攻撃などに警鐘

 マカフィーは、同社の公式ブログで、2021年に予想されるセキュリティ脅威について報告した。

 同記事では、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響により、世界的に在宅での勤務となっている現状について言及。

 在宅時間の増加により、各家庭で接続されたデバイス、アプリ、Webサービスの使用が増え続け、デジタル機器を介した侵入の影響を受けやすくなっていると述べた。この脅威は、各個人と家族のみならず、勤務先企業へ影響を及ぼす可能性があるという。

 この背景には、パソコンやスマートフォンなどの端末のみならず、ウェアラブルデバイスやスマートライトなどのIoT機器の接続が増加していることがあるといい、実際にサイバー犯罪者が通信チャネル全体でさまざまなフィッシングメッセージスキームを急増させているケースを紹介。2020年3月から11月にかけて同社がブロックしたフィッシングリンクは1世帯当たり400件を超えたとしている。

 加えて、「ホームオフィス」として企業のオフィスと異なって保護されていない環境で作業していることを挙げ、サイバー犯罪者が「家庭」のみならず、「企業」を対象とした攻撃を考えていると述べ、今後もさまざまな攻撃が考えられるとした。

 そのほか、企業のクラウド採用が増えたことによる「クラウドアカウントへの攻撃」、現金やクレジットカードなどの物理的接触を避けられることから流行している「モバイル決済」をターゲットとしたQRコード詐欺など、攻撃手段が多岐にわたっていることを報告している、