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Microsoft、OneDriveなどにアップ可能な最大ファイル容量を250GBに引き上げ

 米Microsoftは12日(現地時間)、Microsoft 365における1ファイルあたりのアップロード容量の上限を100GBから250GBに引き上げると発表した。対象となるのはOneDrive、Teams、SharePointで、1月末より順次変更が開始され、第1四半期中には全てのユーザーに適用される予定。

 テレワークやオンライン授業などの増加にともない、容量の大きなファイルを送受信・共有したいといった需要に応えるもの。8K動画や3Dモデル、授業に必要な映像やプロジェクトデータなどといった大容量データの共有が可能になる。法人/教育機関向けだけでなく、個人ユーザーにも変更は適用されるため、家族写真や動画の共有にも活用できる。

 今回の変更は、アップロードされたファイルを複数のチャンクに分割し、それぞれにユニークな鍵を用いて暗号化を施すといったストレージの最適化によって実現。すべてのファイルはAzure Storageにバックアップが行なわれる。OneDriveは差分同期機能を備えているため、大容量のファイルをアップロードした後に変更が加えられた場合は、最小限の時間と帯域利用で同期が可能だとしている。