Lenovo、ARスマートグラス「ThinkReality A3」発表

　Lenovoは8日(米国時間)、ARスマートグラス「ThinkReality A3」を発表した。法人向けに2021年半ばより展開される。

　片目あたり1,920×1,080ドット表示対応のシースルー型ディスプレイを搭載した、AR(Augmented Reality)を実現するスマートグラス。Qualcomm Snapdragon XR1プラットフォームを採用し、最大5つのバーチャルディスプレイを再現可能。また、800万画素のRGBカメラによる1080pのビデオの配信、およびデュアル魚眼カメラによる位置トラッキング技術を備える。

　パソコンと連携する「PC Edition」では、Windowsのソフトやアプリをバーチャルディスプレイ上に表示可能で、プライバシーを保護しながら高い生産性、没入型体験を実現。空間やプライバシーが限られているモバイルワーカーにも向くとしている。

　一部のMotorola製スマートフォンと連携する「Industrial Edition」は、ハンズフリーで複雑な作業環境でのタスク執行をサポートするものとして投入される。「ThinkReality」ソフトウェアプラットフォームにより、企業はMixed Realityを実現するソフトの開発、展開、管理を容易に行なえる。

　顔の形状に合わせて各種パーツが着脱/交換可能になっているほか、メガネを着用しているユーザー向けのアタッチメントや、風防といったオプションも用意している。