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Apple M1にネイティブ対応したFirefoxバージョン84公開

 Mozillaは15日(現地時間)、Webブラウザ「Firefox」のバージョン84を公開した。

 本バージョンでは、Apple M1チップ搭載Macにネイティブ対応を果たした。バージョン83と比べて、起動時間が2.5倍以上、Webアプリケーションでは応答性が約2倍向上し、バッテリ駆動時間も改善されるという。なお、ネイティブ動作させるには、バージョン84以降へのアップデート後にFirefoxを完全に終了/再起動する必要がある。アドレスバーに「about:support」と入力すれば、Rosetta 2の有効状態が確認できる。

 また、WebRenderの提供範囲を拡大。macOS Big Surおよび第6世代Intel GPU搭載Windows 7/8マシン向けでも利用可能となる。加えて、Linux/GNOME/X11ユーザー向けにレンダリングパイプラインの高速化も実施される。

 Adobe Flashをサポートする最後のバージョンとなるほか、各種セキュリティ関連の修正も行なわれている。

アドレスバーからRosetta 2の有効状態が確認できる(falseならネイティブ動作している)