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米連邦取引委員会、Facebookを反トラスト法違反で提訴

 米連邦取引委員会(Federal Trade Commission、FTC)は9日(米国時間)、反トラスト法(独占禁止法)に違反しているとして、Facebookを提訴した。米連邦裁判所に対して、InstagramやWhatsAppを含めたFacebookの所有する資産の売却や、ソフトウェア開発者に対する反競争的な条件の提示禁止などを求めている。

 Facebookは、2012年にInstagramを10億ドルで、2014年にメッセージングアプリのWhatsAppを190億ドルでそれぞれ買収。FTCでは、Facebookがこれらの買収によって競合他社を取り込むことで、市場独占における脅威の排除を図ったと指摘している。

 また、サードパーティのソフトウェア開発者向けAPIを提供するさいの条件として、競合機能の開発やほかのSNSサービスへの接続などを控えるよう求めた点についても、反競争的な行為だと訴えている。

 米国では10月にも、検索事業などを不法に独占しているとして、Googleが米司法省から提訴されている。