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DNP、有機ELを斜めから見たときの「青み」を改善する光学フィルム
2020年11月16日 11:41
大日本印刷(DNP)は13日、有機ELディスプレイを斜めから見たさいに画面が青みがかって見える現象を改善するフィルムを発表した。
有機ELの画面を斜めから見ると画面全体が青く見える現象は「ブルーシフト」と呼ばれており、フォルダブルスマホやデジタルサイネージなどの普及に伴い顕在化する課題の1つとされていた。DNPが発表したブルーシフト改善フィルムでは、フィルムの微細加工によって光の反射や拡散などを制御する光学設計を用いており、有機ELパネルに内蔵することで、どの角度から画面を見ても画面の青みを生じなくなるという。
ブルーシフト抑制のために有機ELパネルの構造を高度に調整するコストを省略できる点がメリット。今後はパネルメーカー向けに供給を開始し、2023年度には30億円の売上を見込む。