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NVIDIA、Ampereで新しい12ピンのPCIe補助電源コネクタを採用か

12ピンのPCI Express補助電源コネクタ

 NVIDIAは26日(現地時間)、YouTubeのNVIDIA GeForceチャンネルに、ビデオカードの冷却メカニズムなどを解説する動画をアップロードした。このなかで、基板のスペースを少しでも有効活用するための施策の1つとして、新しい12ピンのPCI Express補助電源コネクタが紹介されている。

動画の6分10秒あたりに12ピンのコネクタが出てくる

 現行のハイエンドビデオカードでは、8ピンのPCI Express補助電源コネクタを2基使用するのが一般的な設計である。8ピンのコネクタ1本あたり150W、PCI Expressスロットから75Wを供給できることから、合計375Wを提供できる。今回NVIDIAが公開した12ピンのコネクタの供給電力量は不明だが、縦に実装することで、8ピン×2の構成から実装スペースを抑えている。

8ピンのPCI Express補助電源コネクタ×2
コネクタなしの状態。上の12ピンと8ピン×2を見比べると、確かに12ピンのほうが基板を有効活用できている

 Ampereアーキテクチャを採用するGeForceシリーズでは、今回NVIDIAが動画のなかで紹介した12ピンのPCI Express補助電源コネクタが新しく採用される可能性はあり得るだろう。いずれにしても、9月1日の発表で明らかにされると思われる(NVIDIA、9月1日にGeForce新製品のスペシャルイベントを開催参照)。

 なお、動画で出てくる12ピンコネクタの場面のキャプションにあるとおり、12ピンを使うための変換アダプタが用意されているようで、12ピン非対応の電源ユニットでも利用はできるようだ。