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HP、Quadro RTX 4000搭載の15.6型モバイルワークステーションなど4製品

宇都宮充

2020年6月29日 15:19

ZBook Studio G7

　株式会社日本HPは、クリエイター向けのモバイルワークステーション製品4機種を発売した。ラインナップは15.6型が「ZBook Studio G7」、「ZBook Create G7」、「ZBook Firefly 15 G7」、14型が「ZBook Firefly 14 G7」となっており、前者2機種が8月下旬、後者2機種が8月上旬より販売開始の予定。税別価格は順に320,000円、226,000円、185,000円、188,000円から。

　ZBook Studio G7およびZBook Create G7は、同一の筐体を採用した15.6型ノートPC。前者は最上位でQuadro RTX 4000 with Max-Qなどが搭載でき、製造業や建設業におけるデザインやリアルタイムレンダリングなどの用途に好適とする。後者はGeForce RTX 2070 SUPER with Max-Qなどが搭載でき、動画編集や3DCG、VRコンテンツの制作などを行なうクリエイター向けの製品となっている。

　両機種ともに、ベイパーチャンバー機構などを組みあわせた独自の冷却機構を備え、長時間安定して高い性能を発揮。Z Power SliderやZ Predictive Fanアルゴリズムにより、冷却性能と静音性のバランスを状況にあわせて制御できる。

　狭額縁デザインを採用するほか、CNCアルミを使用し、軽量で強度の高い筐体を実現。米国国防総省の定めるMIL-STD-810Gに準拠した試験もクリアしている。

　基本構成時のおもな仕様はZBook Studio G7の場合Core i7-10750H、16GBメモリ、Quadro T1000 with Max-Q、512GB M.2 NVMe SSD、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、Windows 10 Proなどを搭載する。

　最上位モデルでは、Core i7-10850H、32GBメモリ、Quadro RTX 4000 with Max-Q、2TB M.2 NVMe SSD、15.6型フルHD非光沢液晶(プライバシースクリーン機能内蔵)、Windows 10 Proなどを搭載する。

ZBook Create G7

　ZBook Create G7スタンダードモデルの場合、Core i7-10750H、16GBメモリ、GeForce RTX 2070 with Max-Q、512GB M.2 NVMe SSD、15.6型フルHD非光沢液晶、Windows 10 Proなどを搭載する。

　最上位モデルでは、Core i9-10885H、32GBメモリ、GeForce RTX 2070 SUPER with Max-Q、2TB M.2 NVMe SSD、15.6型タッチ対応4K(3,840×2,160ドット)有機ELディスプレイ、Windows 10 Proなどを搭載する。

　インターフェイスはほぼ共通で、Thunderbolt 3×2、USB 3.0、Wi-Fi 6、Bluetooth 5、720p Webカメラ(Windows Hello顔認証対応)、SDカードスロット、NFC、音声入出力などを装備。映像出力はスタンダードモデルではHDMI、プレミアムパフォーマンスモデルおよびZBook Create G7ではMini DisplayPort 1.4をそれぞれ1基備える。

　本体サイズは354×234.6×17.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kg。バッテリ駆動時間は最大約14～18時間。