ニュース

米Uber、自撮りでドライバーのマスク着用を確認し、客に通知する機能を実装

~マスクを着用していないドライバーはオンラインにできなくなる暫定処置も実施

自撮りをすることで自動で確認する

 米Uberは、新型コロナウイルス感染症の予防対策の観点から、オンライン状態にする前に「Go Onlineチェックリスト」を実施するように求めると発表した。加えて同チェックリストの一環として、ドライバーや配達員がマスクやフェイスカバーを着用しているかどうかを自撮りで確認・認識し、アプリ内で客に通知する機能も実装した。

 5月18日(現地時間)より、米国、カナダ、インド、ヨーロッパおよびラテンアメリカを対象に、マスクやフェイスカバーを着用していないドライバーはオンライン状態にできなくなる措置を実施する。期間は6月末までとし、地域ごとの公衆衛生の状態により再判断するとしている。

 また、客にもフェイスカバーの着用や手洗い、消毒といった予防策を講じているか確認する同様のチェックリストを作成。万が一、客やドライバーがマスクやフェイスカバーを着用していない場合、ペナルティを受けることなくキャンセルできるようにしたほか、違反を報告するように推奨している。

 このほか、同社ではドライバーにマスクや消毒剤、クリーニング用品などの消耗品を提供する施策も実施しており、直接これらのアイテムをドライバーの家に配送したほか、ドライバー向けサポート拠点「Greenlight Hub」でも直接配布をしている。この施策は継続的に実施予定で、米国では漂白剤メーカーの「Clorox」と協業し商品を提供するほか、ヨーロッパやアフリカでは英国のユニリーバの衛生キットを提供予定とする。

 なお、いずれの対策や施策も現時点で日本では実施されない。