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Zoom 5.0が提供開始。暗号化やデータセンターの地域選択が可能に

 Zoomは4月27日(現地時間)、かねてよりセキュリティを強化すると予告していた「Zoom 5.0」の配布を開始した。

 新要素として、認証つき暗号化方式の「AES 256-bit GCM」がサポートされ、こちらは5月30日から全アカウントに適用される予定。GCMによる暗号化が行なわれているのがわかるように、ウィンドウ上に新しい暗号化アイコンが表示される。

GCMによる暗号化がわかるアイコン

 また、ホストによるデータセンターのリージョン選択が行なえるようになる。なお、中国外でZoomを使用している組織で、4月25日までに中国のデータセンターを選択しなければ、中国本土に接続できなくなる。

 このほか、ホストが悪意のあるユーザーを報告するためのセキュリティアイコンの追加や、ミーティングの終了と退出を簡単かつ安全に行なえるようにUIを更新。後者については、ホストが明確に終了/退出を行なえるようにし、ホストが退出した場合は、ミーティング中のメンバーが新しい信頼のおけるホストを選べるようになっている。