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NEC、AIを利用した新型コロナウイルスの遺伝子解析結果を公開

 日本電気株式会社(NEC)は、AIを活用した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の遺伝子解析を行ない、結果を公開した。ワクチン開発を支援する取り組みとなる。

 NECとNEC OncoImmunity ASが個別化がんワクチンの開発に用いているAI予測技術を適用し、SARS-CoV-2のゲノム配列を解析。予測アルゴリズムを用いて全タンパク質を解析し、エピトープ(ワクチンのターゲットとなり得る対象)を重複して含む「ホットスポット」を複数特定した。

 なお、世界中の多くの人に活用でき、かつウイルスのタンパク質のなかで変異が少ないとされるものを優先的に選定し、安全性を確保するため人間のタンパク質と類似性が高いものや重要臓器に発現するものは除いたという。