ニュース

自宅のPCで新型コロナウイルス治療に向けた解析が可能に

 余っているCPUやGPUのリソースを使い、難病の解析に役立てる分散コンピューティングプロジェクトの「Folding@home」において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を解析するプログラムが提供開始となった。

 現時点ではGPUを使った演算のみが可能だが、CPUに関しても近日中に提供開始する予定としている。

【22時45分追記】すでにCPUでも同プログラムに参加できます。

 現在Folding@homeでコロナウイルスについて専門に解析しているプログラムは下記のとおり。

11741:SARS-CoV-2受容体結合ドメインとヒト受容体ACE2の複合体
11746:上記11741の代替構造
11742:SARS-CoV-2プロテアーゼと阻害剤の複合体
11743:SARS-CoV-2プロテアーゼに対する潜在的な創薬標的
11744:SARS-CoV S230抗体によって捕獲されたSARS-CoV受容体結合ドメイン
11745:SARS-CoV S230抗体によって捕獲されたSARS-CoV-2に変異したSARS-CoV受容体ドメイン

 米NVIDIAのTwitterで、このプロジェクトに参加するよう呼びかけている。