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Windows 10プレビュー版、診断データ収集に関する設定を変更

 米Microsoftは3月5日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 19577」をFast ringで公開した。

 Build 19577では、診断データに関する設定に変更が加えられ、基本的なものは「必須診断データ(Required diagnostic data)」、完全なものは「オプション診断データ(Optional diagnostic data)」と呼ばれるようになる。組織内でオプション診断データを選択した場合、グループポリシーの設定といった詳細なデータも収集される。

 この変更は、収集データの透明性およびユーザーによるデータ制御性の向上を目指す同社の取り組みの一環となっており、Windowsの設定アプリ内で変更が可能。なお、診断レベルが「拡張(Enhanced)」に設定されている場合はBuild 19577を適用できないため、事前に「完全(Full)」に変更する必要がある。

 前回に引き続きアイコンのアップデートも実施され、Windows Securityが新デザインのアイコンに変更されている。

 そのほか、Windowsキー+V(クリップボードの履歴機能)のショートカットキーを呼び出して何も貼りつけなかったさいに、一部の領域で入力機能が使えなくなる問題や、「最近使ったファイル」がリストにない場合に、エクスプローラ上に余分な文字が表示されていた問題などが修正されている。

 加えて、設定変更ツールの新バージョン「PowerToys 0.15.1」も公開されており、PowerToysの更新が通知されるようになったり、常時管理者として実行する必要がなくなるなど、改良が図られている。