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AIが観客の表情を読み取って演舞の表現を決める「HUMANOID DJ」。MicrosoftのCognitive Services活用

MicrosoftのCognitive Servicesを利用したAI「HUMANOID DJ」が演出する演舞

 日本マイクロソフトは同社のAI活用プロジェクト「HUMANOID DJ」を、エイベックス株式会社株式会社ネイキッドとの協力のもと、デジタルアート展「FLOWERS BY NAKED―桜―」にて展示している。

 FLOWERS BY NAKEDは五感で花を味わうための没入型イベントで、プロジェクタから映し出された花や造形の花などを展示。センサーなどを駆使して来場者の動作などに応じて映像や音楽表現を変えたりするといった相互作用的な反応を楽しめる。開催期間は3月1日までで、日本橋三井ホール COREDO室町1の5階で開催中。

 日本マイクロソフトはこのイベントのなかで、同社のクラウドAI技術「Cognitive Services」を駆使したAIの「HUMANOID DJ」によるパフォーマンスを展示しており、その場にいる人や年齢、感情などをAIが読み取って音楽と情景を変動させるという展示になっている。

 AIによる臨機応変な演出がなされるため、毎回異なる演舞となるのが見所の1つ。巨大スクリーンにプロジェクタから映像を投影し、その前で複数人のダンサーが踊る形式で、ダンサーのうちのひとりが腕輪型のセンサーを装着し、外部の読み取り装置を使い、ダンサーの動きに応じて地面に波紋を描いたりなどといった演出も行なわれている。

ステージの右側にセンサー
天井につるされたプロジェクタ
会場ではさまざまな展示が行なわれている