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Microsoft、「Surface Duo」向けのSDKを配布開始

 米Microsoftは、2画面搭載のAndroidデバイス「Surface Duo」向けのSDKを提供開始した。

 このSDKは開発者向けツール「Android Studio」および「Android Emulator」上で動作し、ネイティブのJava APIを提供する。これによりDisplayMask APIやヒンジ角度センサーといった新機能が利用可能になる。

 また、エミュレータではSurface Duoの2画面を模したイメージが利用でき、姿勢やジェスチャー、ヒンジ角度などを確認できる。

Surface Duo

 さらに、2画面デバイスに特化したOS「Windows 10X」のHyper-Vエミュレータも、2月11日に提供開始することを発表。こちらも2画面表示ができ、ヒンジの位置を確認できる。動作には最低4コアの64bit CPU、8GBメモリ(16GB推奨)、Hyper-Vが有効なPC、およびDirectX 11以降をサポートしたGPUが必要。

「Windows 10X」のHyper-Vエミュレータ

 Webブラウザの「Edge」も、2画面対応に向けたAPIを用意し、JavaScriptによる2画面情報の取得や、CSSによるレイアウトに対応する。

 Microsoftでは、2画面デバイスを活用するアプリの案をいくつか提案しており、さらなる詳細は2月11日に開催されるMicrosoft 365 Developer Dayにて公開する。