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日本マイクロソフト、企業内におけるAIの知見を深める支援策

日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 マーケティング&オペレーションズ部門担当の岡玄樹氏

 日本マイクロソフト株式会社は、企業内のビジネスリーダーを対象とし、AIの知見を深める支援策「AIビジネススクール」を提供開始する。

 昨今、企業内でAIの認知度が高まっており、AIを活用したデジタルトランスフォーメーションを目指そうとする企業も少なくないが、ビジネスリーダーのAIに対する知識が欠如しているため、現場のプログラマー/エンジニアと同じ立場に立ってAIについて話し合い、検討する機会はまだ少ない。

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日本マイクロソフトでは、これまでテクニカルな面からクラウド&AI人材の育成に力を入れてきたが、AI導入の効果について訴求できていなかった
日本ではAIの導入が遅れている。そのなかでも今回の施策は「AI導入を検討中」という企業に向けた取り組みになる
日本マイクロソフト自身、業績予想をAIで行なっている

 そこでAIビジネススクールでは、ビジネスリーダーを対象に、意思決定やAIを組織するに当たって必要な知識を、業種/業態ごとに、ワールドワイドのAI導入事例に基づいて作成したケーススタディを提供する。コンテンツの作成には、グローバルビジネススクールのINSEADと提携して実現している。

 具体的には、製造、小売、医療、金融、政府/公共機関の5業種/6モジュールからなり、オンラインで無償でアクセスできる

 また、起業家/エンジニア育成学校であるG's Academyと協業して、企業研修プログラム「AI Biz Camp」を10月より提供開始する。こちらは有償となるが、約半日かけて、ハンズオン方式で実際にその業種におけるAI導入の効果を体感できるようになっている。研修後も「MS AI Guild」を提供し、参加した企業間同士でAI導入について意見を交わす機会を設けるとしている。

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