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Intel、AI処理などを高速化できるFPGAアクセラレータカード

Intel FPGA PAC D5005

 米Intelは5日(米国時間)、FPGA搭載のPCIeカード型ハードウェアアクセラレータ「Intel FPGA PAC D5005」を発表した。

 本製品はIntel PACシリーズの2枚目となるPCI Express Gen3 x16接続のカードで、Hewlett Packard Enterprise(HPE)と協力し、「ProLiant DL380 Gen10」サーバー用のアクセラレータとして提供が開始されている。

 両社は本製品をProLiant DL380 Gen10サーバーに搭載することで、AI、ストリーミング分析、メディア変換、金融テクノロジー、ネットワークセキュリティなどのコンピューティング集約型ワークロードへの処理を効率化できるとしている。

 従来製品では「Arria 10 GX」FPGAを搭載していたが、本製品では14nmプロセス製造の「Stratix 10 SX」へ更新され、3倍のプログラマブル回路と4倍のDDR4メモリ(最大32GB)、2つの100GbE×2と40GbEの高速Ethernetなどを備えている。TDPは215W。