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マウス、Kaby Lake-G搭載13型ゲーミングノートやAMD APU搭載ノートを展開
2019年6月20日 00:00
株式会社マウスコンピューターは、同社の飯山工場のリニューアルにあわせて記者説明会を開催。近く投入予定の、新製品の情報などを公開した。
新製品の1つは、Core i7-8709Gを搭載する13.3型のゲーミングノート。Core i7の「G」つきモデルは、IntelとAMDが共同開発した、IntelのCPUとAMDのGPUを1つのパッケージに統合したCPU(コードネーム:Kaby Lake-G)。Kaby Lake-G搭載のノートはすでに市場に存在するが、上位のGPUを内蔵する8709G搭載ノートはこれが業界初としている。また、13.3型のゲーミング製品という観点からも、同社としては久しぶりのラインナップとなる。
モデルナンバー | i7-8809G | i7-8709G | i7-8706G | i7-8705G | i5-8305G |
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コア数 | 4 | ||||
スレッド数 | 8 | ||||
L3キャッシュ | 8 MB | 6 MB | |||
ベースクロック | 3.1 GHz | 3.1 GHz | 3.1 GHz | 3.1 GHz | 2.8 GHz |
ブーストクロック | 4.2 GHz | 4.1 GHz | 4.1 GHz | 4.1 GHz | 3.8 GHz |
CPU内蔵GPU | Intel HD Graphics 630 | ||||
GPU | Radeon RX Vega M GH Graphics | Radeon RX Vega M GL Graphics | |||
コンピュートユニット | 24 基 | 20 基 | |||
ストリームプロセッサ | 1,536 基 | 1,280 基 | |||
GPUベースクロック | 1,063 MHz | 931 MHz | |||
GPU最大クロック | 1,190 MHz | 1,011 MHz | |||
VRAM | 4GB HBM2 | ||||
メモリバス幅(VRAM) | 1,024 bit | ||||
メモリ帯域幅(VRAM) | 204.8 GB/sec | 179.2 GB/sec | |||
対応メモリ | DDR4-2400 (2ch) | ||||
TDP | 100 W | 65 W |
まだ開発中だが、会場には実機も展示されており、発売まではそう遠くなさそうだ。現在判明しているスペックは、液晶が13.3型フルHD、メモリは最大16GB、SSDはNVMe 512GB搭載。本体サイズは約307×215×19.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.6kg。
「G-Tune NEXTGEAR-NOTE」ブランドで発売予定。
クリエイター向け新製品として、15.6型4K有機EL(Samsung製AMOLED)を搭載するノートも「DAIV」ブランドで投入する。色域はDCI-P3 100%、NTSC 96%をカバー、応答速度は10msで、コントラストは10万:1に達する。
おもな仕様は、Core i7-9750H、メモリ最大32GB、GeForce RTX 2060(6GB)、Thunderbolt 3、指紋認証センサーなどを搭載。本体サイズは約359×257.8×29mm(同)。バッテリ駆動時間は約5.4時間。
また、まだほとんどの仕様が公開されていないが、同社として初となるAMD APU搭載ノートも投入予定であることが明らかにされた。APUはRyzen 5-3500Uで、同社検証結果によると、CinebenchはCore i5-8265Uと同等、3DMarkは大幅に上回る性能を持つという。
このほか、今後の製品の方向性として、ノートPCでは狭額縁モデルを積極的に増やすこと、15.6型クラスでは改善された日本語キーボードを搭載していく。ノートのキーボードについては、これまではあまり大きな投資をしてこず、文字配列やキーの小ささに不満を持つユーザーも少なくなかった。そこで、ピッチを19mmに拡大、キーサイズを統一、カーソルキー/テンキーを独立、Fnキーを見直した使いやすいキーボードを2019年後半から順次採用していく。