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ロジクール、ASTRO Gamingからゲーム機向けの高級無線ヘッドセット

~人気の有線ヘッドセットもリニューアル

 株式会社ロジクールは6月11日、ゲーミングブランド“ASTRO Gaming”から、ヘッドセットとアンプの新製品を発表。同日に都内にて新製品発表会も開催した。

 無線ヘッドセット「ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット + BASE STATION」は8月1日発売で税別37,750円。

 有線ヘッドセットで同名製品をリニューアルした「ASTRO A40 TR ゲーミングヘッドセット」および、eSports大会向けを謳うヘッドセット用アンプ「ASTRO MixAmp Pro TR」、そしてこれらを組み合わせたセットモデルを6月27日に発売し、こちらの税別価格は順に18,880円、18,750円、31,250円となる。

 ASTROは海外でeSports向け高性能オーディオブランドとして展開されていた製品で、昨年(2018年)の9月より日本でも製品展開がはじまった(ロジクール、ASTRO Gamingのヘッドセット/アンプで国内ゲーミング展開を強化参照)。

ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット + BASE STATION

 ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット + BASE STATIONは、ワイヤレスヘッドセットとアンプ機能も備えた充電スタンドがセットになった製品で、ASTRO Gamingブランドでは初の無線接続のヘッドセット。ASTRO Gamingではゲーム音とマイク音を即座に調整可能なアンプ「ASTRO MixAmp Pro TR」が高い評価を得ており、アンプの機能を充電スタンドに持たせつつ、音量調節といった操作をヘッドセット側で行なえるようにしている。

A50の特徴

 A50はこれまでASTRO Gamingが培ってきた機能や、ユーザーからのフィードバックを最大限に活かした意欲作となり、サウンド面ではDolbyサラウンド対応で新設計の40mmのドライバーユニットや、自身の声だけをきれいに拾えるように改良したマイクなどが特徴。バッテリによる15時間の連続稼働が可能で、充電はスタンドにヘッドセットを置くだけで行なえる。イヤークッションは柔らかく軽量な素材を採用し、密着感を高めつつ耳が痛くならないようにバランスを調整した。

 このほか、より没入感を高めるために遮音性の高いイヤーカップとヘッドバンドが同梱されたModkitも税別価格5,130円で発売予定。

【表】ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット + BASE STATIONのスペック
ヘッドフォン部ドライバーユニット : 40mmネオジウムマグネット
周波数特性 : 20Hz~24kHz
インピーダンス : 48Ω
バッテリ駆動時間 : 15時間
無線接続距離 : 15m
マイク部集音特性 : 単一指向性
周波数特性 : 100~12kHz
エレクトレットコンデンサ
アンプ部周波数特性 : 20Hz~24kHz
歪率(THD) : THD < 0.1%
対応システムPlayStation 4、PC/Mac、Nintendo Switch
ASTRO COMMAND CENTER(ユーティリティ) : PC/Mac
ヘッドセット接続方式無線(2.4GHz帯)
アンプインターフェイス入力 : 光デジタル、USB Micro、AUX
出力 : 3.5mmステレオミニプラグ(配信用)、3.5mmステレオミニプラグ(ヘッドセット用)、光デジタル、USB 2.0
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)/重量ヘッドセット : 88.4×185×222.5mm/370g
充電台 : 145.4×121.4×36.4mm/305g
税別価格37,750円
発売予定日8月1日
保証期間2年
ASTRO A40 TR ゲーミングヘッドセット、ASTRO MixAmp Pro TR

 リニューアルされた「ASTRO A40 TR ゲーミングヘッドセット」はハードウェア的にはこれまでの製品と同じだが、ソフトウェア面での改良が進み、高音質化とマイク音質の向上が実現された。アンプの「ASTRO MixAmp Pro TR」は、ハードウェア面でも再設計が行なわれ、音質が上がっていることに加え、筐体も変更。縦型から横型になり、インターフェイスを背面に集中させることで、ケーブルをまとめやすくしている。

ASTRO GamingがロジクールGブランドから独立

 昨年までASTRO GamingはロジクールGブランドの一員と位置付けられていたが、新製品発表会で同社クラスターカテゴリ―マネージャーを務める榊山大蔵氏は、ASTRO Gamingを分離し、独立したブランドとして展開すると発言。その理由として、家庭用ゲーム機向けに注力しているASTRO Gamingを中長期的に考え、さらにブランド価値を向上させるためとした。

 発表会ではこのほか、ゲームキャスターの岸大河氏やk4sen(かせん)氏、プロゲーミングチームCrazy Raccoonのうゅりる氏が登場し、ASTRO Gaming製品に関するトークセッションも実施。2年前からASTRO Gaming製品を使い続けているというk4sen氏が、ASTRO Gamingのブランドアンバサダーに就任したことも発表された。k4sen氏は新製品A50のサウンド面での質の高さなどについて語った。

左から岸大河氏、うゅりる氏、k4sen氏、ロジクールの榊山氏
ASTRO Gamingのラインナップ

実機写真

ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット + BASE STATION
ASTRO A40 TR ゲーミングヘッドセット
ASTRO MixAmp Pro TR