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Nubia、業界初の14,000rpmファンを内蔵したゲーミングスマホ

~Antutuのスコアは437,524を達成

紅魔3

 中国Nubiaは28日(現地時間)、業界初となる最大回転数14,000rpmの冷却ファンを内蔵したゲーミングスマートフォン「紅魔3(Red Magic 3)」を発表した。

 中国国内では5月3日に発売され、メモリ6GB+ストレージ64GBモデルが2,899人民元(約48,000円)、6GB+128GBモデルが3,199人民元(約54,000円)、8GB+128GBモデルが3,499人民元(約59,000円)、12GB+256GBモデル4,299人民元(約73,000円)。

 中国計量科学研究院のテスト試験をクリアしたという、最大回転速度が14,000rpmの流体軸受アクティブクーリングファンを内蔵。IP55に準拠した防塵防水仕様となっており、3万時間以上の寿命を実現するという。超低電力駆動で、連続1時間の使用でもバッテリ消費を1%未満に抑えるとしている。

業界ではじめてアクティブクーリングファンを搭載

 また、放熱グリス、多層グラファイト、銅箔、ヒートパイプ、金属筐体を組み合わせ、“地表最強の放熱システム”を謳う「ICE 2.0」を搭載し、非搭載時と比較してCPU温度を16℃低下させた。これによりSnapdragon 855の最大動作クロックである2.84GHzを維持でき、性能を最大限に発揮させる。Antutu Benchmarkのスコアは437,524に達した。

 ディスプレイは2,340×1,080ドット表示/HDR/DC調光に対応した6.65型のAMOLEDディスプレイを採用。リフレッシュレートは90Hz。タッチの遅延は25msとしている。横持ちしたさいの画面左上にくる人差し指、および背面にくる中指の位置にタッチセンサーを備えており、ゲーム内のボタン操作に割り当てられる。

 リニアに強弱が表現可能なバイブレータを内蔵するほか、デュアルSmartPAとデュアルスピーカーによりバーチャル3Dサラウンドを実現。3.5mmステレオミニジャックも残した。3基のマイクを備え、ボイスアシスタント利用時のノイズキャンセルが可能。バッテリは5,000mAhで、27WのUSB PD充電に対応し、10分間の充電で1時間のゲームプレイが可能としている。

 オプションでUSB Type-Cのドックを用意。このドックにはEthernetポートを備えており、無線ネットワークの遅延や不安定さからユーザーを解放するとしている。背面に1,680万色に発光カスタマイズ可能なLEDイルミネーションを備える。

 背面カメラのセンサーはソニーのIMX586を搭載。レンズはF1.7で、8Kのビデオ撮影、または1,920fpsのスローモーション撮影が可能。前面カメラは1,600万画素。そのほか、SoCはSnapdragon 855、OSはAndroid 9.0をベースとしたRedmagic OS 2.0を備える。

 インターフェイスはIEEE 802.11ac、USB Type-C、3.5mmステレオミニジャック。センサーは光、電子コンパス、ジャイロ、指紋、重力。対応バンド帯はGSMが850/900/1,800/1,900MHz、WCDMAが1/2/4/5/8/9/19、CDMAがC0/C1、TD-SCDMAが34/39、FDD-LTEが1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26、TDD-LTEが34/38/39/40/41。

 本体サイズは78.5×171.7×9.65mm(幅×奥行き×高さ)、重量は215g。