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日本HP、ペン対応/第8世代Core搭載で22時間駆動の2in1「Spectre x360」国内発売
~「45度配置」のType-Cポート搭載
2018年10月27日 11:00
株式会社日本HPは、13.3型2in1「Spectre x360 13」、15.6型2in1「Spectre x360 15」を12月初旬より発売する。税別直販価格はそれぞれ139,800円、229,800円から。
新Spectre x360では、筐体のエッジ加工が新デザインに刷新。左角には電源スイッチ、右角にはUSB Type-Cポートが配置されており、本体から45度の角度でケーブルが伸びることで、PCを使用するさいに机上でケーブルが邪魔にならないとしている。
覗き見を防止する内蔵プライバシー機能「Sure View」を継承するほか、新たにWebカメラの接続を遮断し、カメラの予期せぬ動作を防止する「プライバシースイッチ」を搭載。同機能はいわゆる“目隠し”的な機構ではなく、カメラとの接続回路が電気的に無効化される仕組み。
国外では両製品ともにLTEモジュール搭載モデルも販売されているが、同社によれば、同仕様の国内販売については「現在検討中」であるとの回答だった。
Spectre x360 13
13.3型のSpectre x360 13は、長時間のバッテリ駆動を実現した薄型軽量設計の2in1。4コアのCore i5/i7プロセッサに、最大16GBメモリ、最大1TB SSDに加え、上位モデルでは4Kディスプレイも備える。
バッテリ駆動時間は最大約22時間30分となり、前機種から大きく向上している。
本体色には、シリーズお馴染みのアッシュブラックに加え、Spectre x360 13では、藍色と金色を組み合わせたポセイドンブルーも用意される。
おもな仕様は以下のとおり。
モデル | ベーシックモデル | スタンダードモデル | プロフェッショナルモデル | パフォーマンスモデル |
---|---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Pro | ||
ディスプレイ | タッチ/ペン対応13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶ディスプレイ、400cd/平方m | タッチ/ペン対応13.3型4K(3,840×2,160ドット)IPS液晶ディスプレイ、400cd/平方m | ||
CPU | Core i5-8265U(4コア/8スレッド、1.6GHz) | Core i7-8565U(同、1.8GHz) | ||
GPU | Intel UHD Graphics 620 | |||
メモリ | DDR4-2400 8GB | DDR4-2400 16GB | ||
ストレージ | 256GB NVMe SSD | 512GB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | |
HP Sure View | オプション対応 | - | ||
ネットワーク | IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0 | |||
インターフェイス | Thunderbolt 3×2、USB 3.1、microSDカードリーダ、約200万画素Webカメラ(顔認証対応)、指紋センサー、クアッドスピーカー(Audio by Bang & Olfsen)、マイク、音声入出力 | |||
バッテリ駆動時間 | 最大22時間30分 | 最大12時間45分 | ||
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約308×217×14.3~16mm | |||
重量 | 約1.32kg | |||
本体色 | アッシュブラック/ポセイドンブルー | アッシュブラック | ||
税別価格 | 139,800円~ |
Spectre x360 15
Spectre x360 15は、Spectreシリーズ最高の性能を謳う15.6型2in1。
6コアCPUとGeForce GTX 1050 Ti、16GBメモリ、最大1TB SSDの採用により、前モデル比で最大約20%の性能向上を実現。動画視聴などのエンターテインメントや、高い処理能力が要求されるコンテンツ制作に最適としている。
おもな仕様は以下のとおり。
モデル | 15-df0009TX | 15-df0010TX |
---|---|---|
OS | Windows 10 Pro | |
ディスプレイ | タッチ/ペン対応15.6型4K IPS液晶ディスプレイ、340cd/平方m | |
CPU | Core i7-8750H(6コア/12スレッド、2.2GHz) | |
GPU | GeForce GTX 1050 Ti (with Max-Qデザイン) | |
メモリ | DDR4-2666 16GB | |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD |
ネットワーク | IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0 | |
インターフェイス | Thunderbolt 3×2、USB 3.1、HDMI 2.0、microSDカードリーダ、約200万画素Webカメラ(顔認証対応)、指紋センサー、クアッドスピーカー(Audio by Bang & Olfsen)、マイク、音声入出力 | |
バッテリ駆動時間 | 最大13時間45分 | |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約359×249×19~21mm | |
重量 | 約2.17kg | |
本体色 | アッシュブラック | |
税別価格 | 229,800円~ |
美しさと機能性を両立した製品に
製品発表会には株式会社日本HP 代表取締役 社長執行役員の岡隆史氏、同社パーソナルシステムズ事業統括 コンシューマー事業本部 部長の沼田綾子氏、米HP パーソナルシステムズ デザイン部門 グローバル責任者のステイシー・ウルフ氏が登壇。
岡氏は、同社のPC事業は業界をリードするイノベーションを常に起こしてきたと述べ、製品開発段階から「世界で最も優れた何か」を持っていることを必須条件としていると説明。
そういった姿勢により、国内でもPC市場平均を上回る成長を続け、二桁減を記録した個人向けPC市場でも、プレミアムPCの+63%成長によって全体でもプラス成長を果たしたと語った。
ウルフ氏は製品について、「クラフト」のディティールと「精密さ」の融合をテーマにしていると説明。
デザインだけでなく機能性も追求し、45度傾けた配置のType-Cポートによって、ユーザビリティの改善を図っているほか、22.5時間の長時間駆動、プライバシーを考慮したカメラの無効化機能搭載など、美しさと同時に必要とされる性能を実現しているとアピールした。