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Avast、AIでフィッシングサイト検知を強化したセキュリティソフト「Avast 2019」

Avast Internet Security

 Avastは、コンシューマ向けセキュリティソフト「Avast 2019」を発表した。

 Avast 2019では、AIを活用し疑わしいトークンやドメインのメタ情報を自動的に確認しつつ、Webサイトを視覚的側面から検証することで、フィッシングサイトの検出機能が強化。

 新機能のサイレントモードは、全画面表示アプリの実行時に、Windowsやメール、チャット、ブラウザなどのソフトウェアを含め、すべての通知をオフにできるもので、ゲーム中やプレゼンテーション中にアプリの動作を停止できるとする。

 機密データシールドは、有償版ユーザー向けの機能で、納税申告書、健康診断結果、パスポートなどの機密ファイルを特定し、シールドを適用してファイルを保護する選択肢をユーザーに提供。マルウェアなど、権限を持たない第三者やプログラムは、保護されたファイルの閲覧や変更が不可能となるため、機密データ管理を強化できるという。

 ウィルスやソフトウェアアップデート、ネットワークなどの問題を一括でスキャンできる、スマートスキャン機能も改善。従来の倍の速度でPCをスキャンし、あらゆる問題を特定、最適化できるとする。

 ネットワークに接続されたルーター、PC、モバイル、IoTデバイスをスキャンし、検知した問題の解決方法を提示する「Wi-Fi Inspector」機能では、デバイスの認識やセキュリティ上の脆弱性をより詳細に検知するよう改善されたとしている。

 製品としては、無償の「Avast Free Antivirus」、有償の「Avast Internet Security」および「Avast Premier」の3製品を用意。

 Avast Internet Securityでは、ランサムウェアシールドを通じたランサムウェアからの高度な保護、サンドボックス、ファイアウォール、アンチスパム機能により、安全な環境でファイルを実行でき、Avast Premierでは、Webカメラシールドによって不明なアクセスからのユーザー保護、データシュレッダーによる機密性の高いファイルの安全な消去が利用できる。

 加えて、3製品に「Avast Cleanup Premium」と「Avast SecureLIne VPN」、「Avast Password Premium」が付属した「Avast Ultimate」も用意される。

 価格はAvast Internet Securityが1年1台ライセンス4,480円、Avast Premierが同5,980円、Avast Ultimateが同8,980円。