ニュース

3DMark、軽量版DX12テストやリアルタイムレイトレーシングテストを追加

軽量版DirectX 12テストのNight Raid

 UL Benchmarkは20日(現地時間)、ベンチマークソフト「3DMark」に複数のテストを追加する予定だと発表した。

 1つ目はDirectX 12をベースとしたベンチマーク「Night Raid」。現在のTime SpyはGPUへの負荷が高く、CPU内蔵グラフィックスの性能計測に向かないが、Night Raidは軽量化され、ラップトップ、ノートPC、タブレットといったモバイルPCでも計測可能になる。

 また、低消費電力/Always Connected PCを実現するWindows 10 on ARMデバイス上でも利用可能になる予定。提供時期は10月初旬となっている。

レイトレーシングの技術デモ

 加えて、現在リアルタイムレイトレーシングのベンチマークの開発に取り組んでおり、第4四半期に向けてリリースする。

 こちらはMicrosoftと緊密に協力し、DirectXのレイトレーシングAPIをフルに活用。Intel、AMD、NVIDIAといった技術パートナーと共同で開発するとしている。

 PC Watchでは、実際にこのリアルタイムレイトレーシングのデモを入手できた。GeForce RTX 2080の環境下で実行し、そのスクリーンショットを掲載する。スクリーンショットに写り込んでいる注釈のとおり、このデモはあくまでも技術デモである。よって、ベンチマークを行なったりできず、また、最終的な3DMarkベンチマークがこのようなものにならないとしている。

 それを踏まえたうえでデモを確認すると、鏡面仕上げ(?)の宇宙船に周囲のものや光が映り込んでおり、従来の環境マッピングとは一線を画すクオリティであることが窺える。