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Samsung、QLC採用のコンシューマ向け4TB SSDを量産開始

 Samsung Electronicsは8月7日(現地時間)、QLC(Quad-Level Cell)を方式採用する業界初のコンシューマ向け4TB SATA SSDの量産開始を発表した。

 第4世代の1Tb(128GB) 4bit V-NANDチップを32個実装した2.5インチサイズのSSDで、シーケンシャルリード速度は540MB/s、同ライトは520MB/s。今年(2018年)中に4TBモデルのほか、1TBおよび2TBモデルも展開する。

 基本的に記録方式が3bitセルから4bitセルになることで、単位面積あたりの容量が増加するとともに、センサーから情報を特定するための電荷も50%減少し、性能維持が困難になるとされるが、同社は3bit SSDコントローラとTurboWrite技術によって3bitタイプのSSDと同等の性能を確保しているという。

 Samsungは同チップを使用したエンタープライズ向けM.2 NVMe SSDも展開予定で、こちらは第5世代の4bit V-NANDを使われる予定。次世代データセンターやサーバーでの採用を狙う。