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戦闘力みなぎる面がまえ。使い勝手にも優れる高性能ゲーミングデスクトップPC
~HP「OMEN by HP Desktop 880-184jp」
2018年8月2日 06:00
見た目は甲冑と戦闘機がモチーフというゲーミングPCらしいゴツイ雰囲気だが、メーカー製PCならではの使いやすさやギミックにあふれている。まず目を引くのは前面上部の開閉部。開くと3.5インチシャドーベイのトレイが引き抜ける。ゲームのインストールでストレージが不足しても、ケーブル接続や配線不要でHDDを簡単に増設できるのはありがたい。
左側面はアクリル仕様で動作中は中の赤色LEDで演出する。前面にも赤色LEDが仕込まれており、薄暗い場所ではいかにも戦闘態勢という雰囲気を醸し出してくれる。マザーボードやビデオカードの基板、簡易水冷のCPUクーラーのチューブも赤という徹底ぶり。赤と黒の組み合わせはゲーミングでは定番過ぎるとはいえ、ここまでこだわると気持ちがよい。
また、CPUクーラーに簡易水冷採用ということもあり、ゲームなど負荷のかかる作業中でも比較的静か。ビデオカードのクーラーは騒音が出やすいブロアータイプだが、気になるほどの音ではなかった。基本スペックもCore i7-8700Kに32GBのメモリ、GeForce GTX 1080 Tiの組み合わせと文句なしにハイスペック。ストレージも512GBのNVMe SSDに2TBのHDDと当分は困ることがない構成。
性能に不満のないゲーミングPCが欲しいと言われたら、これを出しておけば問題ないと思わせる内容だ。ベンチ結果も良好で、重いと言われるPUBGもWQHDでも最小fpsが60を切らない。完成度の高いゲーミングPCだ。(TEXT : 芹澤正芳)
ベンチマーク結果 | |
---|---|
PCMark 10 Extended | 7,663 |
3DMark Fire Strike | 21,723 |
3DMark Time Spy | 8,534 |
消費電力 | アイドル時:40.1W |
高負荷時:349W |
【検証環境】ファークライ5:内蔵ベンチマークで測定、PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS:マップ“Erangel”におけるリプレイデータを再生し、その際のフレームレートをOCATで測定、アサシン クリード オリジンズ:内蔵ベンチマークで測定、レインボーシックス シージ:内蔵ベンチマークで測定、アイドル時:OS起動10分後の値、高負荷時:3DMark-Fire Strike実行中の最大値、電力計:ラトックシステム REX-BTWATTCH1
本記事は、DOS/V POWER REPORT9月号「特集・買うか、作るか、ゲーミングPC」からの抜粋です。この特集では、完成品、自作を問わず、ゲーミングPCを幅広く取り上げます。メーカー製のデスクトップPC、ノートPC、自作PC、ゲーム向けのPCパーツ選び、ゲーミングマウス&キーボード、ディスプレイなど、PC業界の先端をゆくエッジの効いたゲーミング関連製品を多数紹介しています。