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比べてみると特色が出る 2.5インチSSDのトップグループの実力
~夏のPCパーツ大品評会 その5 CFD販売「CFD EX. HG7」、Micron「Crucial MX500」、Samsung「SSD 860 PRO」
2018年7月7日 11:00
2.5インチSSD、ハイエンド製品は何が違う?
ここでは、ハイエンドクラスのSerial ATA SSDを比較していく。CFD販売のHG7シリーズ、Micron Crucial MX500、Samsung SSD 860 PROの3製品を用意したが、最大速度を比較できるCrystalDiskMarkの結果は、若干の差はあるがほぼ同等だった。現在のSSDは、疑似SLCの利用が一般的で見かけ上の性能差が出にくくなっている。さらに、各社のコントローラが高速化しているのに対してSerial ATAインターフェースは最大速度が600MB/sで頭打ちになっている。これも性能差が出にくくなっている要因だ。
一方で、速度低下に関しては違いが出た。SSD 860 PROはライト速度は大きく低下したが、リードはほとんど低下していない。ほかの2製品は、リード、ライトともに速度が低下している。SSD 860 PROリードの速度低下がないのは、コントローラの処理能力の高さが効いていると推測される。なお、HG7シリーズとCrucial MX500は、同じメーカーのコントローラをベースにしているが性能差が出ている。HG7シリーズは、Crucial MX500よりも容量が少ない256GBのモデルを利用したため性能に違いが出た可能性がある点に留意してほしい。(北川達也)
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最高速度(リード/ライト) | 実売価格 | GB単価 |
---|---|---|---|---|---|
CSSD-S6i512HG7V | 512GB | 非公開 | 550MB/s/500MB/s | 15,000円前後 | 29.30円 |
CSSD-S6i256HG7V | 256GB | 非公開 | 550MB/s/500MB/s | 8,000円前後 | 31.25円 |
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最高速度(リード/ライト) | 実売価格 | GB単価 |
---|---|---|---|---|---|
CT2000MX500SSD1/JP | 2TB | 非公開 | 560MB/s/510MB/s | 57,000円前後 | 28.50円 |
CT1000MX500SSD1/JP | 1TB | 非公開 | 560MB/s/510MB/s | 30,000円前後 | 30.00円 |
CT500MX500SSD1/JP | 500GB | 非公開 | 560MB/s/510MB/s | 15,000円前後 | 30.00円 |
CT250MX500SSD1/JP | 250GB | 非公開 | 560MB/s/510MB/s | 9,000円前後 | 36.00円 |
型番 | 容量 | バッファ用メモリ | 公称最高速度(リード/ライト) | 実売価格 | GB単価 |
---|---|---|---|---|---|
MZ-76P2T0B/IT | 2TB | 2GB | 560MB/s/530MB/s | 110,000円前後 | 55.00円 |
MZ-76P1T0B/IT | 1TB | 1GB | 560MB/s/530MB/s | 56,000円前後 | 56.00円 |
MZ-76P512B/IT | 512GB | 512MB | 560MB/s/530MB/s | 29,000円前後 | 56.64円 |
MZ-76P256B/IT | 256GB | 512MB | 560MB/s/530MB/s | 16,000円前後 | 62.50円 |
【検証環境】CPU:Intel Core i5-7600K(3.8GHz)、マザーボード:ASUSTeK PRIME Z270-K(Intel Z270)、メモリ:Micron Crucial Ballistix Sport BLS2K8G4D240FSA(PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×2)、システムSSD:CFD販売 S6TNHG6Q CSSD-S6T256NHG6Q(Serial ATA 3.0、256GB)、OS:Windows 10 Enterprise 64bit版
※記事中では、SSDのケースを開けて撮影していますが、このような行為を行なった場合は保証対象外となる場合があります。
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